島田麻央、珍しくガッツポーズ「この大会こそ絶対にやってやるという気持ち」気迫十分のSP2位 全日本フィギュア
◇20日 フィギュアスケート 全日本選手権第1日(大阪府門真市・東和薬品ラクタブドーム) 女子SPが行われ、2年連続世界ジュニア女王で今季はジュニア・GPファイナルで史上初の3連覇を達成した島田麻央(16)=木下アカデミー=がISU非公認ながら自己ベストを上回る75・58点をマークして坂本花織(24)=シスメックス=に次ぐ2位につけた。 冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)でわずかに減点を受けたものの、ルッツ―トーループの連続3回転ジャンプがGOEで1・60の加点を獲得。演技後には、「トリプルを入れてSPを滑ることが年に1回しかない。そこで大きなミスなく滑ることがすごくうれしかった」と島田には珍しいガッツポーズが出た。 全日本ジュニア4連覇もジュニアGPファイナル3連覇も、ミスがあった中での勝利。「ここ数試合、悔しい思いしかしていない。この大会こそ絶対にやってやるという気持ちで挑んだ」と気迫十分だった。 前回大会3位の実力を持ちながら「今もシニアの選手に混ぜてもらっている感覚。挑戦者の感じがする」。最強の挑戦者が女王・坂本を3点余りの僅差で追う。
中日スポーツ