WindowsをMixed Realityに拡張、Meta Quest 3/3Sで「Windows 11の全機能」へアクセス可能に
米Microsoftは11月19日(現地時間)、テクニカルカンファレンス「Ignite 2024」において、MR・VRヘッドセット「Meta Quest 3」および「Meta Quest 3S」向けに、Windows 11の全機能へのアクセスを可能にすると発表した。2024年12月中に提供予定のパブリックプレビューで利用可能になる。 【この記事に関する別の画像を見る】 「Meta Quest 3」および「Meta Quest 3S」から、ローカル環境のWindows PCあるいはWindows 365 クラウド PCへのアクセスはシームレスに可能。ヘッドセットを装着し、数秒ほどでWindows 11の全機能を利用できるとのこと。 同社によると、WindowsとMeta Questとの組み合わせは、バーチャル会議への参加や物理的な環境でのデジタルコンテンツとのインタラクションなど、生産性のための“プライベートで高品質なマルチモニターワークステーション”を提供できるとしている。 ちなみに「Microsoft 365」については、すでに「Word」「Excel」「PowerPoint」のMeta Questプラットフォーム向けアプリをリリース済み。 Microsoftが開発していた独自のMRプラットフォーム「Windows Mixed Reality」(Windows MR)は事実上廃止(2023年12月に非推奨化を発表、サポート終了日も告知済み)となっており、最近では米Metaとのパートナーシップのもと、Meta Questプラットフォームとの連携を強化していく姿勢を見せている。
窓の杜,石山 裕規