野生サルが出没、足羽山公園遊園地の一部を閉鎖 職員に対し威嚇も…福井市が捕獲試みる
福井県の福井市足羽山公園遊園地は、園内に野生のサルが出没するためサル舎周辺の一角を閉鎖した。サル舎での餌やり体験も中止し「サルを見かけても、近づいたり、餌を与えたりしないで」と注意を呼びかけている。 【写真】目撃されている野生のサル 足羽山公園事務所によると、昨年秋ごろからサル舎周辺で野生のサルが目撃され始めた。今年10月にはサル舎のおりの上などに頻繁に出没するようになった。職員らの見回りに威嚇してくることもあったという。来園者の安全を確保するため11月1日、周辺を閉鎖した。 市有害鳥獣対策室によると、昨年秋ごろから同遊園地や足羽三山(足羽山、兎越山、八幡山)周辺で野生のサルの出没が相次いでいた。成長したサルが群れを離れ郊外の山を東西に移動する際、足羽三山を経由することはあるが、1年にわたり断続的に出没しており、同一個体が定着しているとみて、おりを設置するなど捕獲を試みている。
福井新聞社