殺害された女児の遺族がコメント発表 「全てを正直に話してほしい」
兵庫県加古川市で2007年、小学2年の女児(当時7)を刺殺したとして、勝田州彦容疑者が殺人容疑で逮捕されてことを受けて、女児の遺族が27日、代理人を通じてコメントを発表した。全文は以下の通り。 【写真】17年前の当時の現場周辺。事件はなぜ再び動き出したのか 2007年10月16日に娘が殺害され、それからの17年間、私たちにとって本当に長い長い月日でした。この17年間には様々なことがありましたが、その月日があまりに長すぎて、この3週間ほどの突然の出来事、展開に対して気持ちが追いついていないというのが正直なところです。 ただ、娘を殺害した容疑者が逮捕されたことで「一区切り」という言葉もあるのかも知れませんが、娘が返ってくるわけでもなく、またこれからも捜査や裁判も続く中で、私たちにとっては何の区切りでもありません。容疑者が今後どのような話をするのか分かりませんが、私たちとしては、全てを正直に話してほしいと思うばかりです。 娘が殺害された17年前もこの3週間ほどの間も、多くの報道機関の方があちらこちらで取材をされ、報道もされています。事件とは関係のない私たちの知人、友人の他、事件のあった地域でも取材をしているようですが、私たちとしては、娘が殺害されたこの事件の推移をしっかりと見守りたく、そっとしておいていただきたいと考えています。 2024年11月27日 被害女児の母及び遺族一同
朝日新聞社