鼻が大きい人は男性器も…これは都市伝説? 皮を被っているかどうかも悩みの種だが、仮性包茎は病気ではない
2006年にWHOが発表した世界包茎MAPがある。包茎手術を行った人の割合が、8割以上が赤、2~8割がオレンジ、2割以下は黄色で図示されている。イスラム圏は宗教的理由での割礼で8割。アメリカ、カナダ、オーストラリアは衛生面を配慮した文化的理由で8割。そして美容大国の韓国は8割以上。一方、日本はまだ2割以下。世界を見渡すと「包茎手術≒割礼」をしているのは世界中の男性の3分の1にのぼる。被っているほうが多数派だが、相当数の男性が包茎手術を受けている事実がわかる。話は尽きないが今回はここまで。 =おわり 【6月3日(月)から「脳動脈瘤の最新治療」を連載します】
■熊本美加(くまもと・みか) 医療ライター。東京生まれ。著書に『山手線で心肺停止! アラフィフ医療ライターが伝える予兆から社会復帰までのすべて』、父・熊本悦明医師との共著『新・アダムとイヴの科学』、スドウユイ氏、原田純氏との共著、関口由紀医師監修の『愛されるペニス』がある。