部下のモチベを劇的に上げる!「たった6文字」のちょい足しワードとは?
人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎) 著者プロフィールを見る ● クイズ 新規プロジェクトの企画書作りを部下に指示。「これでどうでしょう」と見せてくれた企画書が、斬新なアイディアが詰まった素晴らしい出来栄えだった。 いつもなら「うん、いいんじゃないの」と受け取るところだが、それだけだと高く評価していることが伝わらない。どの表現が適切か? (A)「アイディアといいまとめ方といい完璧だね。まいりました」 (B)「いやあ驚いたよ。すごいね! やればできるじゃない」 (C)「うん、僕の指導がようやく実を結んできたみたいだね」
正解は…… A ◎ (A)「アイディアといいまとめ方といい完璧だね。まいりました」 △ (B)「いやあ驚いたよ。すごいね! やればできるじゃない」 × (C)「うん、僕の指導がようやく実を結んできたみたいだね」 ● 解説 言い換え力を駆使したいのは、困った状況を乗り切ったり、怒りや不満をぶつけたりするときだけではありません。高い評価や嬉しい気持ちなどポジティブなメッセージを「しっかり伝えたい」という場面でも、言い換え力は大いに活躍してくれます。 全力でホメたいときは遠慮やテレは無用。Aの「まいりました」のように素直でわかりやすい表現に言い換えることで、惜しみない賛辞を勢いよく伝えましょう。Bも高く評価していることは伝わりますが、「やればできるじゃない」は日頃の仕事ぶりを批判しているみたいに聞こえます。 部下の頑張りをちゃっかり自分の手柄にしているCは、お話になりません。これを選んだ人は、部下との接し方を(生き方も?)根本的に考え直したほうがいいでしょう。
石原壮一郎