小栗旬&浅野忠信ら監督映画「MIRRORLIAR FILMS Season6」全5作品解禁 藤森慎吾・井浦新ら出演
【モデルプレス=2024/09/02】俳優の小栗旬、浅野忠信らが監督として参加するオムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season6』(読み方:ミラーライアーフィルムズ)が、12月13日にヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国の劇場で2週間限定で上映決定。あわせて全5作品のラインナップが解禁された。 【写真】小栗旬監督映画に出演する藤森慎吾 ◆「MIRRORLIAR FILMS Season6」全5作品解禁 小栗や浅野といった俳優陣が監督として参加することが発表されていた本作だが、この度全5作品が解禁。俳優として第一線で活躍し続ける小栗が映画『シュアリー・サムデイ』(2010)以来約13年ぶりにメガホンを取ったのは、NHK系連続テレビ小説『虎に翼』にも出演するなど、お笑い芸人としてのみならず俳優としても活躍する藤森慎吾(オリエンタルラジオ)を主演に迎えた『1/96』(読み方:キュウジュウロクブンノイチ)。日常へのストレスを抱えたサラリーマンで2児の父・成田が現実逃避をする一夜をモノローグ形式で描く。 「TAO」名義で世界のスーパーモデルとして活躍し、2013年に『ウルヴァリン:SAMURAI』でハリウッドデビューを果たし話題を呼んだ岡本多緒が企画、監督、脚本、出演に初挑戦した作品『サン・アンド・ムーン』。葬儀帰りのレストランで異母兄弟が繰り広げる会話劇が観客にじわじわと余韻を残す。 ロサンゼルスで映画制作を学び、ショートフィルムを中心に制作している鬼木幸治監督は、誰もいない河原に静かに佇む2人のチンピラと、2人の目の前に立つ、ゴルフクラブを握りしめた異様な男の物語『FAAAWWW!!!(読み方:ファー)』。コミカルなムードとホラーテイストが同居し、さらに寓話的でもある奇想天外な展開が待ち受ける。 1990年代から様々な映画、ドラマに出演し、『マイティ・ソー』(2011)シリーズでハリウッド進出して以降、ボーダレスな活躍が目覚ましい俳優・浅野が『R246 STORY ~224466~』(2008)以来15年ぶりにメガホンを取った作品は『男と鳥』。撮影前に「ファンタジーの時代が来た事を確信しております!」と語った通り、ゾンビ侍に飛べない鳥、神などが登場する摩訶不思議な本作に、田中一平、阿部進之介、大原海輝、板橋駿谷らが出演した。 2001年生まれの写真家・映像作家の増田彩来監督が手掛けるのは、彼女の実体験に基づいた、ノンフィクションとフィクションの狭間にある「嘘のない感情」を表現した『カフネの祈り』。伊礼姫奈が主人公を演じ、祖父・井浦新との記憶に思いを馳せる。田島令子、板谷由夏、山中崇らも参加し、増田監督自身が「21歳までの自分を全部注ぎこめた」と語る渾身の一作となっている。本作は以上全5作品となっており、今シーズンもジャンルレスでバラエティに富んだ作品が出揃った。 2024年5月より順次公開されているSeason5以降はシーズンごとに地域に拠点を置き、『MIRRORLIAR FILMS Season6』は秋田県秋田市の「企業版ふるさと納税」の制度を活用した地方創生・シティプロモーション事業として、官民一体の実行委員会の組成、市民参加の制作・上映、映像制作ワークショップを決行。地域の学生など多くの方々に映画制作と触れ合って貰う事を目的とした、一般参加型プロジェクトとなっている。小栗監督『1/96』、浅野監督『男と鳥』は秋田市で撮影され、地域の魅力を発信する一環として制作。さらには、10月に札幌国際短編映画祭でのプレミア上映、11月には秋田での上映イベントが既に決定するなど、プロジェクトはより広がりをみせている。 ◆「MIRRORLIAR FILMS Season6」ビジュアル解禁 全作品のラインナップが解禁となった本作のビジュアルが同日解禁。タイトルロゴとともに各作品のシーンが切り取られており、日常を切り取った作品から、ファンタジーやホラー等、それぞれの作品のカラーが際立つビジュアルとなっている。今シーズンも監督陣の個性が爆発したユニークな作品が勢揃いしている。 ◆2020年より始動「MIRRORLIAR FILMS」 2020年より始動した、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする『MIRRORLIAR FILMS』は、メジャーとインディーズの垣根を越えて映画を作り上げる短編映画制作プロジェクト。これまでにSeason1~5では俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した42本の短編映画を劇場公開した。著名クリエイターの作品から一般公募作品まで、多彩な短編映画が集結。シーズン7には監督として加藤浩次、加藤シゲアキの参加が決まっており、注目クリエイターが続々とプロジェクトに加わっている。(modelpress編集部) ◆「1/96」小栗旬監督 コメント 有難い事に物好きな方達から、「また監督をやってみませんか?」というオファーを頂き、久しぶりにショートフィルムですが映画を撮ってみようと思います。テーマが「愛」という事で、最近は愛とは何かを考えて過ごしておりますが想像や妄想を超えるイマジネーションを豊富に持っているタイプの人間では無いので、自分の実体験や周りにいる人間達と会話してきた中で、生まれてきた愛の形を私なりに表現できればなと作品に向き合っていきたいと思います。ご興味があればお楽しみにしていて下さい。 ◆「サン・アンド・ムーン」岡本多緒監督 コメント 主に海外で俳優として活動していた私は、日本語での演技を収めた宣材(リール)がないことに気づき、母国での活動も視野に入れ、私自身が演じたいと思う作品を自ら作ろうと決意したのがこの映画の始まりでした。当初はその目的だけでしたが、実際に作ってみると、思いがけず映画制作の魅力に惹かれ、今後も制作を続けていきたいと強く思いました。これを書いている今は3作目の準備中であります。この作品が全ての始まりで、大きな起点となっているので、そんな大切な作品がMIRRORLIARに収録されることを非常に光栄に思っております。 ◆「FAAAWWW!!!」鬼木幸治監督 コメント この度は「FAAAWWW!!!」をご選出いただき、素晴らしい作品と共に上映、配信が決定し、驚きと共に大変感謝しております。今作「FAAAWWW!!!」は超低予算の手作り自主制作短編映画ながら、錚々たる作品の中に仲間入りさせていただき、あまりの想定外な状況に、私自身は大変な緊張を覚えております。しかし、ご覧いただく皆様においては、肩の力を抜いてご鑑賞いただいて、もし楽しんでいただけたとしたら、これ以上ない幸いに存じます。 ◆「男と鳥」浅野忠信監督 コメント ファンタジーの時代が来た事を確信しております!秋田は夢に溢れた場所なので、そこで撮影できる事は私の映画をより魅力的なものにしてくれる事を確信しております。 ◆「カフネの祈り」増田彩来監督 コメント 人は人では変わらない、けど影響を受けるのも人で、そういう意味では人でしか変わらないんだと思います。それはもう会えない人とのことでもそうで。私たちは手遅れでやっと生きている。祈りがあるから人は生きれるんだと、私は思います。 【Not Sponsored 記事】
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