【韓国】映画館CJ CGV、ヒット作で黒字維持
韓国でシネマコンプレックス(複合映画館)を運営するCJ CGVが8日発表した2024年7~9月期の連結決算は、営業利益が前年同期比2.2%増の321億ウォン(約35億円)だった。ヒット作品に恵まれ、6期連続の黒字を達成した。売上高は34.9%増の5,470億ウォンとなった。 7~9月期は、夏季と秋夕(中秋節)連休に公開された韓国映画「ベテラン2」(観客数752万人)、「パイロット」(471万人)などのヒットがあった。米アニメーション映画の「インサイド・ヘッド2」(879万人)も前期に続き観客を集めた。 ■ベトナム・インドネシアでも黒字拡大 海外市場でも業績が回復した。ベトナムとインドネシアでは黒字幅が拡大し、トルコでは赤字幅が縮小。中国での減収減益を補った。 同社によると、10~12月期には「グラディエーター2 英雄を呼ぶ声」や「ウィキッド ふたりの魔女」などハリウッド大作が相次ぎ公開される予定で、黒字基調が続く見通しだという。