土日は福岡・札幌など頭痛・めまいに注意 来週にかけて全国的に気圧変化と寒暖差が大
17日日曜にかけて、低気圧や前線が通過するため、全国的に気圧が下がるでしょう。特に、福岡や札幌では影響度が「大」なので、頭痛やめまいに注意が必要です。週明けは急に寒くなり、来週にかけて、全国的に気圧の変化だけでなく、寒暖差も大きくなるので、体調管理に十分お気をつけください。
来週にかけて 気圧の変化が大きい
この土日、広い範囲で、低気圧や前線による、気圧の変化に注意が必要です。 まず、九州の南に発生する低気圧が、17日日曜には、本州の南へと進む予想です。また、別の低気圧が、17日日曜には発達しながら北海道の北へ進み、低気圧からのびる前線が、本州付近を通過しそうです。 そのため、17日日曜にかけては、全国的に気圧が下がるでしょう。 特に、16日土曜は福岡で、17日日曜は札幌で、影響度が「大」となっています。気圧低下に伴う頭痛、首や肩のこり、めまい、全身倦怠感、関節痛、低血圧などに、注意が必要です。仙台・東京・名古屋では、影響度は「中」ですが、油断はできません。気圧変化によって体調を崩しやすい方は、お気をつけください。 さらに、来週にかけては、気圧の変化が大きくなるでしょう。 18日月曜は、高気圧に覆われてくるため、全国的に気圧が上昇傾向です。ただ、19日火曜は、西日本を中心に気圧が下がり、20日水曜と21日木曜は、全国的に気圧が下がりそうです。那覇では、20日水曜と21日木曜は、2日間とも影響度が「大」となっています。症状が出る前に早めに対策をしてください。
来週にかけて 寒暖差も大
さらに変化が大きいのは、気圧だけではありません。気温の変化も大きくなりそうです。 この先の最低気温を見ますと、札幌では、17日日曜は12℃ですが、18日月曜は0℃と、急に冷え込むでしょう。仙台や新潟も、17日日曜と18日月曜の差が大きくなりそうです。東京・名古屋・大阪・福岡は、寒くなるタイミングが1日遅く、19日火曜から最低気温が10℃を下回る予想です。 気圧だけでなく、気温の変化(寒暖差)でも、症状が出ることがあります。十分ご注意ください。
日本気象協会 本社 望月 圭子