J2藤枝 パイまみれで連パイを脱出だ…須藤大輔監督が47歳の誕生日…6戦ぶり勝利へ団結
J2藤枝MYFCは24日、次節・水戸戦(27日、Ksスタ)に向け焼津市内で調整した。25日に47歳の誕生日を迎える須藤大輔監督はチームから祝福され、6試合ぶり勝利へ闘志を高めた。 パイを浴びて、連パイを脱出する。男前指揮官の顔が真っ白になった。会場の都合もあり、チームは1日早く監督の“誕生日会”を実施。練習後、選手から次々とパイ投げ(シェービングクリーム)を受けた須藤監督は「うれしいですね。チームは苦しいけど、お互いにリスペクトし選手が悔いなくプレーする環境をつくっていきたい」と、クリームの隙間から笑みをこぼした。 ここ5試合勝ちなし(1分け4敗)、計1得点と振るわず19位。勝ち点3差の17位・水戸戦は落とせない一戦になる。紅白戦では「テイストを変えたい」と、DFウエンデル(24)を主力組で起用するなど大幅に入れ替えた布陣を試した。「最前線の人数を増やす作業をしたい」と持ち味の攻撃力復活へ試行錯誤を重ねた。 47歳の抱負は「耐える」。シーズン中に主力を引き抜かれた昨季も8戦勝ちなしを経験しながら、終盤戦で清水に完封勝ちするなど立て直した。情熱と理論を併せ持つ将が、巻き返しの陣頭指揮を執っていく。 (武藤 瑞基) 〇…今季加入したDFウエンデルが初先発する可能性が浮上した。紅白戦では主力組3バックの左に入り、持ち味の推進力を発揮した。須藤監督は「高さもあるし、ストロングをどんどん出してほしい」と期待。190センチ、87キロの助っ人は「まずは守備で我慢強く守る。攻撃もスピードを出せれば、彼ら(相手)はついてこられない」と自信を見せた。
報知新聞社