【身に覚えない】スマホ乗っ取り225万円ロレックス勝手に購入され… 議員狙い? 共通の「名古屋」というワード 被害金は戻って来るのか? 偽造マイナンバーカードを巡る被害とは?
松田市議は、キャッシュレス決済で17万円、高級腕時計「ロレックス」をローンで購入され約225万円など被害総額は計360万円以上にのぼるということです。
この二人の共通点は機種変更が行われたのが「名古屋」というところです。なぜ2人とも名古屋なのかについて、三上氏は「実行犯の行動範囲が名古屋だったのでは。こういった詐欺の多くは、バックに巨大な犯罪組織が関わっている可能性もある」と指摘しています。議員の被害が相次ぐことに関して、「議員は住所などがネットで公開されているので、情報を取りやすい。私たち一般市民も様々なところで情報が洩れている可能性があり、誰もが被害に遭う事案だ」と話しています。
河野太郎デジタル相は、5月10日の記者会見でこの問題に触れ「目視でも丁寧にカードをチェックすれば偽造は見破れる」と話しています。「券面の印刷に特殊なインクを使用」など、注意する点を文章にまとめて配布する方針だということで、さらにICチップをその場で読み取れるアプリなどがないか調査し、適切なものがない場合はデジタル庁が開発するということです。
ソフトバンクの宮川潤一社長は5月9日の決算会見で、「マイナンバーカード原本+本人確認で二重チェックを行っているが、一部店舗で運用が不十分だった。ご迷惑をおかけして申し訳ない」と謝罪しました。ソフトバンクは「これまでも対策をしていたが、最新の手口に対応した対策を順次導入して行く」としています。
今回の被害金は取り返せるのでしょうか?亀井正貴弁護士によると「マイナンバーカードが偽造されていた場合、ソフトバンク側などに対して損害賠償を請求することは、民法上難しいのではないか。任意で補填する可能性はある」としています。
三上氏によると被害に遭わない対策として、「今回私たちにできることは、ほぼゼロに近いが『見知らぬメールのリンクをクリックしない』『パスワード同じものにしない』など、情報を抜かれないことが大事」としています。もし被害に遭ったときの対応は、「最初にアンテナマークが出なくなる。外でも同じ状況なら、SIMスワップ詐欺を疑うべき。なるべく早く携帯会社などに連絡して、止めるべきだ」と話しています。 (「情報ライブミヤネ屋」2024年5月10日放送)
【関連記事】
- 「死ぬような力を加えて殴ったつもりはない」マンション隣人暴行死事件 初公判で起訴内容否認 堺市
- 【裏ネタジャック】「“扱いが悪い”という思い込みが激しい」ヘンリー王子、“勘違い”から始めた裁判で約1億9000万円負担の大ピンチ⁉メーガン妃はイギリス王室とイチゴジャム巡り“バトル”勃発!新ブランド立ち上げに暗雲か
- 【独自解説】新宿・タワマン女性刺殺事件 犯人は“ストーカー”としての逮捕歴も、禁止命令の効力は“1年のみ” ナイフの刃が折れるほどの凶行…背景にはいったい何が?元捜査1課刑事が指摘「ストーカーとは全く違った動機があると感じる」
- 【新展開】被害者の娘の内縁の夫と知人の不動産業者逮捕 怨恨か? 資産目的か?那須夫婦遺体事件「イレギュラーは遺体が早く見つかってしまったこと」「今後の捜査は背後関係の有無」
- 【物議】「こんなに豪華じゃない」 政府が投稿した『あなたの思い出給食写真』に批判殺到 「炊き込みご飯」に「味噌汁」、「牛乳」だけの日も…Xに反論投稿した母子を直撃取材「現実は今こういう給食」「おかわりなくて悲しい」