幸せそうに眠る「らい」

　テレビ番組でも話題になった感動のロングセラー『くぅとしの 認知症の犬しのと介護猫くぅ』の“その後”と、家族の愛に満たされ幸せに生きる下半身不随の猫「らい」の姿が写真と文章で綴られたハートフルなフォトブック『らい 下半身不随の猫』（著・晴／辰巳出版）が、2月2日に発売される。同書は、1月25日時点でAmazon猫部門1位、ペット一般部門1位を獲得するなど、大きな注目を集めている。 『らい 下半身不随の猫』（著・晴／辰巳出版） 　交通事故で下半身不随になり保健所に収容された1匹の猫。引き取り手がなく殺処分寸前だったところを、本書の著者である晴さんが家族として迎え入れ、「らい」と名付けた。ハンデを抱えながらも、根っからの明るい性格と同居猫のやさしさ、家族の献身的な看護に支えられ、幸せに暮らしている。 　晴さんが日々発信しているInstagramではらいのファンも多く、天真爛漫な性格と愛くるしい表情でファンの心をわしづかみにしている。らいを温かく迎え入れた同居犬猫のなかには、認知症の犬「しの」と、しのを献身的に支えた介護猫「くぅ」もいる。2匹が主人公のロングセラー書籍『くぅとしの』（2019年発行／辰巳出版）は、テレビや新聞で紹介され大きな話題となった。らいは、認知症の犬しのを看取った傷心のくぅに友として寄り添い、くぅの旅立ちも経験。それでも明るく懐っこい性格で、同居猫や一時預かりの猫たち、さらには人間の赤ちゃんなど、あらゆる存在を受け入れ、みんなの輪の中心になって家族を笑顔にしている。 　作家のミロコマチコは「もらった優しさを何倍にも膨らませて　らいは世界を愛してゆく」と推薦コメントが寄せている。