被災地で保護された猫3匹 高校生らが里親探しに奮闘 それぞれの特徴・性格を譲渡会でアピール【広島発】
被災地からの3匹は自分たちの言葉で説明
譲渡会当日、被災地から来た猫たちの専用のブースをつくってアピール。 「この子たちが『どんな子なのか』『どういう経緯でここに来たのか』を伝えたい」と話す、進徳女子高校3年生の河井実咲さん。これまで「調べたこと」「感じたこと」を自分たちの言葉で話すと、多くの人が猫たちに関心を示した。 --みんな話を聞いてくれる? 進徳女子高校2年生・山田桃花さん: 聞いてくれます。ちゃんと向き合ってくれて、話をするときも、うなずいたり、相づちを打ったりしてくれます。譲渡を検討しようかなという人もいます。 しかし、この日、被災地からの猫たちの里親は決まらなかった。里親が決まったのは、ほかの猫3匹だけで犬はゼロだった。 終了後のミーティングでは、参加してくれた保護ボランティアさんに申し訳ない気持ちで一杯になり、涙を目に浮かべるメンバーも。その時、ボランティアの一人が手を上げた。 参加した保護主ボランティア: 譲渡の数にこだわっているようですが、私たちはそうではなくて、譲渡会を継続してもらって、そこから1匹でも里親が見つかればOKなのです。なので継続して頑張って協力してもらえることに価値を見出していますので、今後ともよろしくお願いします このボランティアの言葉にメンバーらは励まされ、前向きになることができたようだ。 進徳女子高校3年生・吉本こころさん: 今回決まらなかったので、やめようではなくて、決まらなかったら、次に何かを工夫して、またやろうというふうに、続けるのが1番だと思う 保護される動物たちは今も増え続けているという。災害が発生すると、人とペットに何が起こるのか。自分たちには何ができるのか。動物たちの命の尊さを訴えながら、高校生らの活動は続く。 (テレビ新広島)
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