「実は半年前に別れの危機が」高橋ユウが明かした公開プロポーズの舞台裏と帰国日の間違えが生んだ「奇跡」
けれど、夫はK-1の現役時代から「引退した後は格闘技ではない世界に挑戦してみたい」とずっと言っていて、実際に起業に向けて準備をしている姿を見ていました。だから「この人なら新たな世界でも大丈夫だ」と不安な気持ちになることはありませんでしたね。 ── とはいえ、これまでの生活から大きく変わることに対して、「これからどうなるかな?」と心配になる気持ちはありませんか? 高橋さん:それがないんですよ。幼少期に父の事業が破綻して実家が貧乏になった経験があるので、どんなに大変な状況でも「家族がひとつであれば何があっても楽しくできる」という原体験が支えになっていると感じますね。
そして変化していくこと自体チャンスだと私は思っています。たとえ環境が変わっても、そこで新たな経験ができれば、今までの考え方や価値観、人間関係などに変化が起きて、それを通じてレベルアップできるんじゃないかなって。これは子どもたちにとっても同じ。変化によって人として成長していけることが楽しみだなと思うんです。 だから、あまり先のことばかりを考えて不安になるよりも、「何かあればそのときは、そのとき」と考えるようにしています。
── なるほど。ちなみに今は卜部さんのお仕事をユウさんがサポートされることはあるんですか? 高橋さん:基本的に私が夫の仕事に介入することはないですね。それは現役の選手だった頃から変わらないです。試合でも仕事でも夫が外で戦って帰ってきたときにホッとできる場所をつくれたらいいなといつも心がけていますね。 だから、夫の仕事のことが気になってもすぐに聞かないんですよ。外から「疲れた」と夫が帰ってきたときに、「とりあえず先にご飯でも食べようか」と言って子どもたちとご飯を食べたり、お風呂に入ったりして。そうした時間を過ごして夜に子どもたちが寝たあとに「で、今日はどうだった?」と聞くことが多いですね。
PROFILE 高橋ユウさん 1991年1月19日生まれ 滋賀県出身。モデル・タレント。『Cawaii!』の専属モデルを経て、テレビドラマ『仮面ライダーキバ』、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』シリーズなどで女優としても活躍。2018 年にK-1元世界王者のト部弘嵩選手と結婚し、現在は二児の母として子育てと仕事を両立している。 バラエティー番組等に多数出演するほか、コメンテーターや YouTubeでも活躍中。 写真提供/高橋ユウ
山田優子