「実は半年前に別れの危機が」高橋ユウが明かした公開プロポーズの舞台裏と帰国日の間違えが生んだ「奇跡」
■ハプニングから生まれた強い思い ──「こんなはずじゃなかった…」と。 高橋さん:そうですね。お互いに「ごめんね」「こう思っていたんだよ」と言えたらよかったんですけど、それができなかった。そして、宿に帰る道すがら、ヒロ君が「ユウちゃん、日本に帰ったらもう別れる?」と切り出したんですね。 私は「え、今、別れるって言った?」と驚いて。「ヒロ君が別れたいんならもういいよ、今からでも別れよう」と勢いで口にしてしまったんです。けれど、ひとりで海風にあたりながら、このままだと本当に別れてしまうかもしれない、それは嫌だと思って。私、やっぱり彼のことがすごく好きだったんです。だから、彼に「お互いに思っていることを話し合おう」と伝えました。
そこでなんとか仲直りはできたものの、翌日になってもまだ心がすっきり晴れないまま、帰国の途につくために空港に行ったんですね。「今回の旅行は残念だったけど、日本でちゃんと仲直りできればいいな」と思いながら。 そしたらですよ。なんと、空港のカウンターのスタッフの方に「卜部さん、帰国日が間違ってますよ。フライトは明日ですよ」と言われて。ホテルはすでにチェックアウトしていたんですが、とにかくもう1日ハワイに残れることがわかったんです。まだ一緒にいられる、もう1回やり直せると。
── それは嬉しいハプニング。 高橋さん:ええ。その後、宿探しは大変でしたが、その1日が一番楽しかった(笑)。帰国する日の朝、すっかり気持ちも満たされてビーチに三角座りをしながらふたりで海を眺めていたんです。海を眺めながら、「ああ、この人と一生一緒にいたい」「いつか結婚しよう」と強く思いました。そのときの光景や感じた気持ちはこの先もずっと忘れないと思いますね。 ── そこから半年後に公開プロポーズにがるんですね。心温まる素敵なエピソードをありがとうございます。
■変化は成長するためのチャンス ── その後、卜部さんは2022年にK-1を引退されて、現在は物流会社を起業し、人材派遣会社も設立されていますね。スポーツマンから起業家へ転身をされてユウさんの心境は? 高橋さん:見守りたいという想いですね。実は夫が起業する前に、夫の父から「ユウちゃん大丈夫?今ならまだ息子を引き止めることができるよ」と電話がありました。当時は長男が生まれていましたし、夫の父は私たちの生活を心配してのことだったと思います。