あまりに期待ハズレ…。J2リーグ、2024年のガッカリ新戦力(7)衝撃の半年退団…。そしてスパイクを脱いだテクニシャン
2024シーズンの明治安田J2リーグが終了した。新戦力が活躍して飛躍したチームがある一方で、期待の新戦力がハマらずに苦しんだケースもある。今回は、今シーズンJ2のクラブに加入した選手で期待通りにいかなかった選手をピックアップして紹介する。※各データは『transfermarkt』を参照。
FW:ガブリエル・シャビエル 生年月日:1993年7月15日(31歳) 所属クラブ:ファジアーノ岡山 2024リーグ戦成績:6試合1得点0アシスト ガブリエル・シャビエルは、2017年から2021年にかけて名古屋グランパスで活躍したFW。4シーズンにわたって名古屋の背番号10を背負い、「魔術師」と称されたテクニシャンだ。 2022年には北海道コンサドーレ札幌でもプレーし、その後、母国ブラジルのシャペコエンセで2023年9月までプレーした後、2024シーズンからファジアーノ岡山に加入。Jリーグ復帰を果たした。 その経歴から、岡山の新たな攻撃の核として期待されたが、デビューが3月24日の第6節・ザスパ群馬戦と遅れた。2023年12月の加入発表から約3カ月後のデビューであり、ここからすでにファンの期待感にズレが生じた。 デビュー後は6試合続けてピッチに立ち、随所に優れたテクニックと精度の高いキックを披露した。しかし、その後はベンチ外が続き、7月末に契約解除が発表された。 契約解除発表の際、シャビエルは「家族の問題で、人生における重大な決断をさせていただきました」とクラブ公式サイトでコメントを残した。同時に、森井悠代表取締役社長も、「選手としての大きな期待があった中ではありますが、彼の決断を尊重する」とコメントを発表。家族の事情という“のっぴきならない理由”が背景にあったことが示された。 契約を解除しておよそ半年が経過した今月16日、シャビエルは自身のSNSで現役引退を表明。「第2の故郷になってくれた日本にも感謝しています」と記していた。
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