母がフィリピン出身の人気声優・中島愛 映画「ボルテスV レガシー」初日に母が感激「親孝行できました」
1977年から放送されたテレビアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」がフィリピンで実写化された映画「ボルテスV レガシー」の公開初日舞台挨拶が18日、東京・新宿バルト9で行われ、日本語吹き替えを担当した声優陣が集結。中島愛は自身のルーツと重なる今作出演の感慨を口にした。 【写真】舞台挨拶に登壇した金城大和、中島愛、諏訪部順一、小林千晃、花倉桔道、小市眞琴、マーク A. レイエス V監督 中島はボルテスVに乗り込むボルテスチーム5人の紅一点、ジェイミー・ロビンソンを演じた。「お母さん役が堀江美都子さんというのが…一緒にアフレコできて本当にグッときました」と、原作アニメの主題歌「ボルテスVの歌」を担当した堀江との共演を喜んだ。 母がフィリピン出身なだけに「私が子供の頃から『ボルテスV』の思い出をよく話してくれていました。特に歌をみんな歌えるとか、テレビをきょうだいで見ていて、それが日本との初めての出会いだったとか」と語った。今回の出演決定後は、母から「自分が日本で生活して、結婚して娘が生まれて、娘が声優になって、ボルテスチームの一員になるっていう未来があるなんて」と、会う度に喜ばれたという。この日の昼に母は映画を鑑賞。「母は『感動的でした。見た瞬間に子供の頃に戻れた』と言ってくれました。親孝行できたと思いました」と声を弾ませた。 作品を通して「家族愛もそうなんですけど、全体的な愛情表現で、日本とフィリピンの両方にルーツがある私としては、要所要所ですごくフィリピンっぽいなっていう感情表現のところも個人的にはすごく嬉しかった。日本らしいところ、フィリピンの良さがどちらも詰まっている映像になってるのが、すごい素敵でした」と笑顔を見せた。 また、コスチュームが青色のマーク・ゴードン役を演じた金城大和は、戦隊ヒーロー「獣電戦隊キョウリュウジャー」のキョウリュウブルー以来となる〝青の戦士〟を熱演。「11年前もブルーヒーローで地球を守らせていただきました。今回台本をもらって、本編映像をみたらマークが青いコスチュームをまとっていて、知らなかったので『青!』と声が出ました。今後青を背負っていく覚悟と、そしてもう二度とレッドになりたいとは言いません。一生“ブルー”宣言です」と語り、会場を沸かせていた。 舞台挨拶には小林千晃、花倉桔道、小市眞琴、諏訪部順一、マークA.レイエスV監督も参加。最後はボルテスチーム3兄弟の長男、主人公のスティーヴ・アームストロング役の小林が「本当に愛の結晶と言っても過言ではない作品。僕自身は放送当時の世代ではないんですが、先輩方から吹替版に出られるなんてうらやましいという言葉をたくさんいただいていて、日本を代表して携われることを嬉しく思っております」と挨拶。写真撮影では「レッツ・ボルトイン!」のかけ声を発していた。 (よろず~ニュース・山本 鋼平)
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