i☆Ris山北早紀、「ヤバいんじゃない?」と思われる逆境こそ燃える
声優アイドルユニット・i☆Risのライブ映像と撮り下ろしインタビューで構成されたドキュメンタリー映画、『Live & Documentary Movie ~i☆Ris on STAGE~』が絶賛公開中だ。 今作ではメンバーたちがそれぞれの思い出の地をめぐるシーンも収録されている。リーダーの山北早紀はi☆Risのメンバーになる前にメイドカフェで働いていた経験を持つが、その内容はこれまでベールに包まれたままであった。 ⇒【写真】アザーカット そしてこのたびの劇場版では、かつて働いていた場所へ訪問し、当時の同僚と語り合うシーンも。ファンにとって必見のこのシーンの裏側や、これまでの歩みの振り返り、今後の展望までを語ってもらった。
「スクリーンで流れちゃ困ります(笑)」
――今作では珍しく、メンバー内で最も涙を流すシーンが多かったですね。 もう信じられないです。嫌です。これが全国のスクリーンで流れちゃうのは困ります(笑)。見てほしいような、見てほしくないような。でも、珍しい姿が見れると思って、ぜひみんな劇場に足を運んでいただきたいですね。自分は、ちょっと恥ずかしくて見てられなかったけど。 ――それぞれが思い出の地をめぐるという企画で、かつて働いていた北海道のメイド喫茶を訪れたシーンのことですかね? そうです。行くって決めてから、ずっと緊張してましたね。撮影してるとき、ここは絶対に使われるだろうな~と思いつつ、やっぱり使われてました。 ――昔話をして涙を流すシーンがあり、人生経験があるからこそのドラマだと感じました。 たしかに、10代後半でi☆Risになった私以外のメンバーが経験しないであろう、10代後半から20代前半の一般人としての期間が私にはあったので。映画では数分しか使われてないけど、かなりの時間をかけて撮影して、とても印象深い1日になりました。そのあたり、パッケージ化されたら特典とかで使われてたらいいな、と思います。
初めて明かす思い出の「メイドカフェ」での経験
――働いていたお店は、これまで明かしたことはないですよね? ファンが「ここじゃないか?」って行くことがあったみたいですけど、自分でこうやって具体的に明かすのは初めてです。答え合わせする人も多いと思います(笑)。私もずっと行きたかったけど、ファンとばったり会っちゃうと気まずいから行けなくて。これからはツアーや里帰りのときに堂々と行けるようになりました。このドキュメンタリーを見てお店に行ってみる人がいたらうれしいなって思います。 ――そのお店で働いていた経験が、i☆Risでの活動に生かされたという話もありました。具体的に、どのような経験ですか? i☆Risに限らず、芸能界を目指す10代の女の子って、普通の子に比べて我が強い子が多いと思うんですよね。周りを蹴落としてでも……っていう気持ちの子との出会いは、かなりショッキングな出来事でした。メイド喫茶も人気の職業だと思うので、それを経験せずに来てたら、もっと面食らってたかもしれないです。 メイド喫茶でも、周りに気を配ってみんなをまとめるポジションだったので、振り返ってみると、あの時期の経験がi☆Risを長く続けられた要因のひとつにはなったかな、と思いますね。