名将カペッロ氏がCL敗退のバイエルンのトゥヘルを酷評「こんなミスを犯してはならない」
名将ファビオ・カペッロ氏が、古巣レアル・マドリーとバイエルン・ミュンヘンによるチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグに見解を示した。イタリアメディア『スカイスポーツ』の番組内で語っている。 8日に行われたレアル・マドリーvsバイエルンでは、カルロ・アンチェロッティ監督率いるレアル・マドリーが2-1で勝利して2試合合計4-3とし、ドルトムントが待つ決勝へと進出。カペッロ氏は、5人の交代枠を有効活用せず、試合終了間際の2失点で逆転負けを喫したバイエルン指揮官トーマス・トゥヘルの采配を失策と考えている。 「交代スロットを無駄にし、足をつった選手たちがいたのに5人目の交代ができなかった。トゥヘルは戦略的ミスを犯したと言えるだろう。そして彼のような指揮官であればこんなミスを犯してはならない。(マヌエル)ノイアー? 彼はミスをするまでピッチ内のMVPだった。これほど重要な一戦で、基本的なミスを犯してしまった。彼のパフォーマンスは非常に気に入っていただけに、残念だよ」 カペッロ氏は、一方で同胞のアンチェロッティ監督に賛辞を贈った。レアル・マドリー指揮官が選手たちの能力を最大限に引き出す起用法を見せたと解説している。 「アンチェロッティは采配を当てたね。彼はレアルがラスト15分で試合を覆せることを知っている。試合前にも、選手をベストポジションでプレーさせると話していたようにね。どんな戦術かって? まず選手個人の上手さがあり、その選手たちを可能な限りベストな形で自由にプレーさせることだ」