「乾燥」した部屋は寒く感じるってホント!? 節約しながら暖房の効果を高める方法とは?加湿器の電気代もあわせて解説
寒い季節の困りごととして多いもののひとつに、暖房による電気代があります。実際、部屋がなかなか暖まらず「エアコンの設定温度を上げて使っていたら、電気代が高くなってしまった」という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。 実は、部屋が暖まりにくいことには、湿度も関係しています。 本記事では、部屋が乾燥していると寒く感じる理由や、節約しながら加湿する方法とともに、加湿器を使用した場合の電気代についてもご紹介します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
湿度と体感温度の関係とは?
湿度は体感温度を左右する要素のひとつです。湿度が低いと汗が蒸発しやすくなるため、同じ気温下でも寒く(涼しく)感じやすくなります。 エアコンなどの暖房器具で部屋を暖めると、室内は乾燥しやすくなります。これは、空気が蓄えられる水分の量が、温度によって異なるためです。温度が低くなると空気が蓄えられる水分の量は減るため、湿度が低下してしまうのです。 体感温度を上げるためには、部屋の湿度を一定以上に保つことが大切です。
加湿器を使用した場合の電気代はいくらになる?
エアコンを使用しながら部屋の湿度を上げるためには、加湿器を使用するのがよいでしょう。 しかし、エアコンと加湿器を同時に使用した場合「電気代が気になる」という人も多いのではないでしょうか。 加湿器には「気化式」「スチーム式」「超音波式」「ハイブリット式」の4種類があり、消費電力は種類によって異なります。 家電製品の電気代は「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」で求められます。 例えば、消費電力20Wの超音波式の加湿器を24時間使用したと仮定して、料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会による目安単価31円をもとに計算すると「0.02kW×24時間×31円/kWh=約15円」です。毎日使用しても1ヶ月の電気代は約450円程度なので、その分、エアコンの設定温度を低く設定して節約するとよいでしょう。