フェザー級185cmエスピノサが圧倒KO防衛、井上尚弥には「勝つよ、その日が来たら」
6月21日(金・現地時間)米国ネバダ州ラスベガスで行われたプロボクシング[WBOフェザー級タイトルマッチ]では、身長185cmの“巨人”王者ラファエル・エスピノサ(30=メキシコ)が初防衛戦で3度のダウンを奪い、4R TKO勝利。 試合前のインタビューでも、エスピノサは井上尚弥との試合について「その日が来たら俺は勝つよ」と自信をみなぎらせていた。 【フォト・動画】エスピノサが“超スピード”カウンターでダウン奪取!「何が起こった?」KOの瞬間も エスピノサはフェザー級では規格外の185㎝の身長を持ち、リーチも188㎝。昨年12月には“電車男”の異名を持ち、清水聡にもKO勝利したロベイシ・ラミレスに勝利し戴冠した。戦績は25戦無敗(21KO)。 今回は初の防衛戦で、相手は同級2位のセルジオ・チリーノ(メキシコ)、戦績は試合前22勝(13KO)1敗。 試合は1Rにエスピノサが早くも素早い左アッパーでダウンを奪取。長身に似合わぬそのスピードに、相手は立ち上がり苦笑いだ。この素早いダウン先取には、ネットでも「何が起こった?」とざわつく。 そのままエスピノサのペースで試合は進み、3Rには左ボディで2度目のダウン奪取。さらに4Rに一方的な連打で相手を戦闘不能に、TKO勝利した。 エスピノサは試合前、メディアのインタビューで、スーパーバンタム級4団体王者の井上尚弥について聞かれ「俺の夢はパウンド・フォー・パウンドのファイターになること。井上との試合が俺をその位置に押し上げる。その日が来たら、俺は勝つだろう」と自信満々に答えている。 海外メディア『The sportingnews』等では、井上とエスピノサの試合は“起こりうること”としながら「モンスターが中に滑り込み、ボディを叩きつけるだろう」と現時点では井上有利との予測を立てている所が多い。 規格外の身長・リーチを持つフェザー級の無敗王者は、進化し井上のフェザー級を阻むのか。