後藤真希さん『LOVEマシーン』裏話…「当時の金髪、実は大失敗だった」!?|美ST
モーニング娘。を知らないままオーディションに応募。履歴書は姉に書いてもらいました
「サマーナイトタウン」を公園で踊ったりはしていましたが、モーニング娘。自体は知らなかったんです。後によくテレビでネタにされたのですが、モーニング娘。のデビューのきっかけになったテレビ番組「ASAYAN」すら知りませんでした。でも小学校のクラスでは合言葉みたいに流行っていて。「何それ?」と友達に訊いてようやく知ったという感じ。 ほどなくして、家でぼんやりとテレビを観ていたらたまたま「ASAYAN」が放映されていて、「これか!」と思っていたらモーニング娘。の第3期メンバーの募集をしていて。「新メンバー?募集?」と思うや、「これだ!」と。 応募するには履歴書が必要で、でも履歴書が何なのかわからない(笑)。だから姉に履歴書を書いてもらって、写真も撮ってもらいました。家の前が駐車場でちょっと見通しが良かったので、そこでパシャッと。何の変哲もない黒髪をツインテールにして、ザ・中学生といった感じでした。姉に全部やってもらったので当然家族にも知られることになりましたが、反対とか、そういうのはなかったですね。そもそも絶対に落ちると思われていたみたいで、「また真希が何かしてるよ」くらいに思われていました。
夏休み中の金髪スタイルで臨んだ審査。合格後は染め直す時間がなかっただけ
当時『egg』というギャル雑誌が大好きだったんです。唇を白くしたり日焼けサロンで肌を焼いたり。あの世界観に憧れていました。なので、一次審査の後の二次審査の時には黒髪にホワイトメッシュを入れたギャルルックに。審査員の方に応募写真と見比べられ、「これいつの写真?」なんて訊かれたのを覚えています。そしてさらに次の審査の時には金髪に。「こいつ毎回違うぞ!」と思われていたんじゃないかな(笑)。 というのも、ちょうど中学校が夏休みだったので、髪色を変えられる絶好のチャンスだったんです。先輩に美容学校を志望している人がいて、その人なら上手くやってくれるかなと思ってブロンドカラーをお願いしたんですが、何だかイメージと違う仕上がりになってしまったんです。母には怒られました。「そんな金髪にして落とされるに決まってるでしょ!」って。だけどなりたい自分に近づく衝動を抑えられなくて。すでに当時からセルフプロデュース願望があったのかもしれません。 そしてオーディションは合格。「やったー!」と思う間もなく、ものすごい勢いで色んなことが動き始めました。合格した次の日にはモーニング娘。のニューシングル『LOVEマシーン』と来年のカレンダーの衣装のフィッティング、その次の日にはもう撮影をしていました。だから髪を染め直す時間がなくて、デビューシングルの髪は実は大失敗の状態なんです。今思うと少し恥ずかしいですね(笑)。