学校現場に「トヨタの生産方式」導入 教員の働き方改革 宗像市の小学校が全国初の取り組み
RKB毎日放送
教員の働き方改革を進めようと福岡県宗像市が全国初の試みです。徹底的に無駄を排除して生産性を高める「トヨタ生産方式」を学校現場に導入します。 【写真で見る】学校現場に「トヨタの生産方式」導入 23日午後、福岡県宗像市の赤間西小学校で行われた「トヨタ式学校働き方改革」のキックオフ会議には、教職員約30人とトヨタ自動車九州の社員が参加しました。 トヨタ自動車九州は、教職員への聞き取りを行った結果、無駄が多いと感じた運動会や修学旅行の準備について段取りを「見える化」するシートを作ることを提案しました。 このほか教職員からは学校内での困り事として、「放課後の時間の確保が難しい」「1年間の見通しが立たない」といった意見が出されました。 赤間西小学校 高橋茂校長「トヨタさんの車作りの中での生産方式を学校現場で生かすことで、先生たちが当事者意識を持って働きぶりを見直す機会ができればいいなって」 トヨタ自動車九州TPS推進室 和久田篤男さん「先生方が少しでも楽になって、児童や生徒さんたちと触れあう時間の創出につながればと思っています」 この日出た課題にいてもトヨタ自動車九州が改善点を提案し、2学期から実践していく予定です。
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