「肩が痛くても、大谷翔平だ。彼ならやりかねない」MLB公式が今後の活躍予言「ワールドシリーズを象徴する瞬間を演出する」
◇29日(日本時間30日) ワールドシリーズ第4戦 ヤンキース11―4ドジャース(ニューヨーク) 3連敗と土俵際に追い詰められたヤンキースが、本拠地での第4戦でドジャースに大勝し、1勝3敗とした。熱戦が続くワールドシリーズで気がかりなのは、大谷翔平の左肩の状態だ。だが、MLB公式サイトは「大谷はワールドシリーズで大きなインパクトを残そうとしている」と、今後の活躍を予言するかのような記事を公開した。 大谷は26日の第2戦で二塁に滑り込んだ際に左肩を負傷。第3戦、第4戦も「1番・DH」で先発出場を続けているが、ワールドシリーズでは15打数2安打の打率.133、本塁打ゼロ。けがの影響もあってか、本調子ではない。第4戦でドジャースが敗戦を喫したことに米メディア「ブリーチャーレポート」は「試合後、ファンはブルペンのパフォーマンスに失望し、大谷の肩の不調を嘆いた」と報じた。 だが、MLB公式サイトのAJ・カサベル記者は、第4戦終了後に公開した記事で「スーパースターの活躍がなくとも、ドジャースは優勝を目前にしている。さらに、大谷翔平がワールドシリーズを象徴する瞬間を演出するには、まだ時間がある」と予想。同じく打率.133と調子が上がらないヤンキースの主砲アーロン・ジャッジと比較しても大谷のバットの方がボールを捉えられているとし、4試合の数字も非常に小さなサンプルにすぎないと指摘した。また、第4戦の大敗も「彼が切望しているワールドシリーズでの決定的瞬間を演出するには、少なくともあと1試合ある」と肯定的に解釈。「肩が痛くても、大谷翔平だ。彼ならやりかねない」と結んでいる。 これまで数々の名場面や大記録を見せてきた大谷に対し、日本のファンもX(旧ツイッター)で「不振と怪我のピンチに仲間たちが覚醒する王道展開」「なんとなくだけどドジャースが世界一を決めるなら大谷の一発な気がしている」「漫画ならタイに持ち込まれて最後大谷がサヨナラホームラン打つんだけどな」など、世界一へ劇的な結末を予想する声が相次いでいる。(写真はAP)
中日スポーツ