キャサリン皇太子妃の手紙は深読み禁止 関係者が「明快に気持ちを綴っただけ」
いよいよ今週末行われるチャールズ国王の誕生日パレード「トゥルーピング・ザ・カラー」。パレードの後にロイヤルファミリーがバルコニーに登場、フライパストを観覧する姿が毎年注目を集める。今年はがんの治療中のキャサリン皇太子妃が登場するのかどうかに関心が集まっている。 【写真】キャサリン皇太子妃が披露した、歴代トゥルーピング・ザ・カラーの衣装
先週このパレードのリハーサルとしてアイルランド衛兵隊の閲兵式が行われた。キャサリン皇太子妃は連隊の名誉大佐を務めているが欠席。その代わりに連隊のメンバーに向けて手紙を送った。皇太子妃はリハーサルに参加できなかったことを謝罪しつつ「すぐにまた、皆さんの代表として参加できることを祈っています」と綴っていた。この「間もなく」というフレーズに注目し、トゥルーピング・ザ・カラーのことを指しているのではないかと解釈するロイヤルファンやマスコミも現れている。
しかし王室関係者はこの見方を否定。ウェブサイト「デイリービースト」に「深読みするべきではない」と語っている。「皇太子妃の手紙の文言からその意図を探るのは間違っていると思う。皇太子妃はわかりやすく明快に、普通の意味で『またすぐに』戻ることを望んでいると言ったのだろう」。
さらに「皇太子妃が公務に復帰する時期はまだ決まっていない。皇太子妃の手紙がパレードを見るためにバッキンガム宮殿に行くことを暗示しているとは思えない。正直なところこれは、単純な手紙を送るのに、皇太子夫妻が(スタッフたちに)助言を求める必要性を感じなかった典型的な例だと思う」とも。エリザベス女王の時代には王室のスタッフらが深読みされる可能性も考慮して手紙を作成、女王はそれにサインをしていたと関係者は語る。
「皇太子夫妻は自分たちでたくさんのことをやっている。良くも悪くも2人は手紙を自分たちで書き、スタッフに送っておくように依頼する」。それは母の日のフォトショップ騒ぎからも明らかだと関係者。「皇太子妃がキッチンのテーブルにノートパソコンを持ち込んで、皇太子妃の撮った写真を編集していたなんてありえないと思った人もいた。でもそれが実際に起こったことだ」。画像修整を巡るハプニングは皇太子夫妻がこれまでのロイヤルたちとは異なり、自分たちで発信しているからこそ起きたことだと語っている。今回の手紙も同じように皇太子妃が準備したもの。何かを仄めかしているわけではなく、素直な気持ちを綴ったものだと関係者は主張する。
トゥルーピング・ザ・カラーが行われるのは現地時間6月15日(土)。皇太子妃が登場するのかどうかも含め、何が起きるのか続報を待ちたい。