巨人・坂本勇人、「もう1回ちゃんと見つめ直して」 ファーム再調整スタート、早期復帰へ決意
不振のため26日に出場選手登録を抹消された巨人・坂本勇人内野手が27日、川崎市のジャイアンツ球場で、ファームでの再調整をスタートさせた。この日はランニングで汗を流した後、室内練習場で約40分間ティー打撃を行い、バットの出し方などをじっくりとチェック。練習後、現在の心境や今後に向けての考えを語った。 今季1軍では61試合に出場して打率2割3分4厘、4本塁打、18打点。再調整について「もう1回ちゃんと見つめ直して、正直、何をどうしていっていいかは、何も正解が見つかっていない。すごい難しいところですけれど、今まで自分がやってきた中で、経験は人よりはあると思うんで、こういうことをやったり、何をしたらいいかなと思いながら、トレーニングコーチとかと話して、やらないといけないかなと思います」と話した。 打撃で意識することについては「振っていて、バットのキレがないというか、体のキレがない、そういうのは感じてます」と話しつつ、「じゃあ何をしたら良くなるのか。僕の経験上でもよく分からない部分でもある。それに正解がないんで、やれることは全部やれる時間はたくさんあるので、やれることは全部やると思っています。中学生の時からやっているような練習法だったり、本当にいろんなことをやりながら、何か思い出しながらやれたらいいのかなと思う」。考えられることはすべて取り組んでいくつもりだ。 1軍復帰については「早く戻りたいっていうのはもちろんですし、(最短の)10日で戻りたいという気持ちもあります。そこは一番近い目標ですけど、ただ10日明けただけでもいいのか、何かつかんでから戻るのか。そこもちょっと任されてる部分でもある」。一日も早く戻るという思いはもちろんあるが、貢献できる状態で戻らなければならないのは何より感じている。「やっぱり結果を求められる選手ですし、監督の結果に応えられていないのが一番悔しい。気持ちと結果が釣り合ってこない苦しさはもちろんありますけど、それは誰でも感じるものだと思うので、何とかします」と決意を語った。
中日スポーツ