エマ・ロバーツ、ネポベイビー批判に男女格差があると指摘「誰もジョージ・クルーニーがネポだとは言わない」
ハリウッドの定番ワードと化した「ネポベイビー」。エンタメ界で活躍する両親や家族を持つ2世、3世セレブのことである。親コネで成功したと批判されているが、彼らがいなくなったらエンタメ界が立ち行かなくなるほどネポベイビーたちがあらゆるところで活躍しているのも事実。 【写真】デニム達人、エマ・ロバーツに学ぶ洗練シンプルスタイルBEST20
その1人であるエマ・ロバーツが批判に対して反応した。ご存知の通りエマの叔母はジュリア・ロバーツ。父のエリック・ロバーツも俳優である。エマは最近ポッドキャスト「Table for Two」に出演、9歳でデビューして以来ずっと親コネだと批判されてきたと語った。さらに最近のネポベイビーに対する批判に言及、女性が標的になりやすいと分析している。「私はいつも『どうしてジョージ・クルーニーがネポだって誰も指摘しないの? 彼の叔母のローズマリー・クルーニーはアイコンだったのに』って冗談を言っているんだ」とエマ。ローズマリーは1940年代にデビュー、50年以上歌手&女優として活躍してきた人物である。「若い女性の方がネポベイビーだとして厳しい目にさらされている。有名俳優の息子を非難する人はあまり見かけない」とエマは話している。
ジェンダー問題はさておき、エマは「自分の夢を追いかけたいと思ったことが理由で批判されていい人はいないと思う」とも。「世間は一夜にして成功するというストーリーが大好き。だから田舎から出てきた女の子がハリウッドで大ブレイク、というパターンではないと『お父さんがこうだったから成功した』っていう目で見られるんだよね」。さらにネポベイビーでも挫折や失敗を経験しているとも示唆。「世間はあなたが映画のポスターに写っているときしか見ていない。つまりあなたが成功したときしか見ていない」。
エマはネポベイビーの不利な点も指摘している。「業界に家族がいるから有利だと言われるけれど、それは自分自身の力をもっと証明しなくてはいけないということ。それにもし世間があなたの家族の中にいるセレブにいい感情を持っていなければ、あなたは絶対にチャンスを得られないということになる」。昨年ハリウッドのネポベイビーの多さが問題になって以来、多くのネポベイビーが反論したり、自分たちが恵まれていることを認めたりしてはニュースを賑わせてきた。エマの発言がどう受け止められるのか注目が集まっている。