子どもたちが語ったぶっ飛び伝説も…朝ドラ『虎に翼』”寅子のモデル”の素顔
「100年経っても変わらない」の声
4月1日から始まった朝ドラ『虎に翼』。法曹界を舞台とした、ヒロイン・寅子の明るく積極的な生き方に、多くの女性たちからの注目が集まっている。今以上、いや今では想像もできないほど女性が生きにくい時代、寅子は自分が置かれている現状への矛盾に「はて?」という口ぐせをきっかけに気づき、考え、行動を起こしていく。 【画像】朝ドラ『虎に翼』のモデルになった三淵嘉子ってどんな人? ・「寅子の発言は今の自分にも重なる部分が大きい」 ・「私の不安や不満を寅ちゃんが“筋が通らないじゃない! ”と代弁してくれている」 ・「こうやって戦ってきた人がいたんだってことに毎朝感動している」 といった声がSNSでは溢れているが、それと同時に下記のような声も上がっている。 ・「こんなにも頑張った女性達がいたのに、今も生きにくい社会は変わらない」 ・「寅ちゃん、今もジェンダーギャップ125位です……」 ・「今もDVに悩む人は多い。離婚できたとしてもその後、貧困で苦しむケースも多い。やっぱり生きにくさは変わらないのかも」 ・「穂高先生が “君たちが進む道は明るい”と話していたけど……変わったこともあるけど、今も変わってないこともたくさんある」 ・「『女性は無能力者』という台詞があって強烈過ぎて驚いたけど、よく考えたら、未だに政治家からは少子化なんだから女は産めとか言われ、変わってないなって思う」 寅子が活躍した昭和初期から、100年が経とうとする今、憲法では男女平等を掲げ、当時よりも女性が生きやすい世の中になったものの、それでも「女性」というだけで我慢しなければならないこと、やりにくいこと、生き辛いことはまだまだある。麻生太郎副総裁の上川陽子外相への言葉などには「以前と変わらないどころか、ジェンダーギャップは進んでいるようで後退しているのでは」などの声も出たほどだ。 そんな寅子のモデルとなった、日本初の女性弁護士のひとりで後に裁判官となり、とくに家庭裁判所の母といわれる三淵嘉子氏の素顔について知れば、さらに朝ドラがより楽しみになるはずだ。ドラマでは採用されるかはまだわからないが、リアルな嘉子の人生エピソードについて紹介しよう。