「総合格闘技も興味ある」下馬評通り金メダルを獲得した柔道・角田夏実の気になる〝第二の人生〟
開催中のパリ五輪の柔道競技が終了した。日本は最終日の混合団体戦で開催地・フランスに敗れるも銀メダルを獲得。個人・団体合わせて金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル3個を獲得した。 【相手がスケキヨ状態に】すごい…角田夏美が決勝で見せた美しすぎる巴投げ そのうち、女子で唯一の金メダルを獲得したのが、柔道競技初日の7月27日(日本時間、以下同)に開催された48キロ級の角田夏実(32)。日本柔道史上最年長となる31歳11ヵ月で五輪の金メダルを獲得し、同階級では’04年のアテネの谷亮子(48)以来20年ぶりとなる金メダル。同28日には岸田文雄首相(67)から祝福の電話があった様子を各メディアが報じた。 さらに、混合団体戦の決勝・フランス戦では4番手で登場。自身よりも2階級上となる57キロ級の選手に得意技の巴投げで一本勝ちを果たしたのだ。 「東京五輪が開催された、’21年から昨年まで世界選手権の同階級で3連覇していたので、下馬評通りの金メダルといえます。とはいえ、もともと、柔道のエリートコースを歩んできたわけではなく、今回は52キロ級で2大会連続の金メダルが期待されていた阿部詩(24)の存在があったので1階級落として五輪を目指しました。 柔道の練習以外に、ブラジリアン柔術、ロシアの格闘技・サンボ、道着を着ない組み技格闘技・グラップリングを学んで研究し、巴投げからの寝技で一本を狙うという独特のスタイルを確立。ついに五輪で金メダルを獲得した苦労人です」(スポーツ紙の五輪競技担当記者) そんな角田だが、今年に入ってからYouTuberデビューし、公式チャンネル『角田夏実の部屋』を開設。五輪の開幕前までに練習風景や日常の動画43本をアップしている。金メダルを獲得した直後の28日深夜の時点で登録者数は1万7000人ほどだったが、5日正午までの時点では約6万人と3倍以上になった。 中でも人気の動画が、6月28日にアップし5日正午までに37万回の再生を記録している、母校・東京学芸大の柔道部の後輩で、格闘技イベント・RIZINの女子スーパーアトム級王者・伊澤星花(26)とコラボした、【私、結婚したいんです。】と題した動画だ。 その動画には、伊澤の夫で格闘家のCORO(36)も登場。飲食店で伊澤夫婦のなれ初めや結婚に至った経緯を聞いているうちに、伊澤から最近の恋愛を聞かれ、《何もない》としつつ《私も結婚したいな~って》と、結婚願望があることをうかがわせた。しかし、相手がいないことや、人見知りでなかなか男性に話しかけられないことから出会いがないことなどを明かしていたのだが、注目されたのは五輪後の〝第二の人生〟の構想だった。 角田は、《いっぱい考えはあるんですけど、道場をやりたいとか。現役はあと1年くらいやるかな。次のオリンピックは年齢的にも……。道場やったり海外にも行きたい。まあ総合格闘技(MMA)も興味ある》と総合格闘技転向にかなり前向きな発言をしたのだ。 さらに、《どこで結婚するか、どこで子どもを産むか、総合格闘技をやるならどこでやるか、考えてたら忙しい》と苦笑。タレント活動にも触れて《(五輪の)結果次第ですけど、誘いがあったらうれしい。それ一本にはしないけど》とも語った。 「伊澤とのほかのコラボ動画では、柔道ではボコボコに投げまくって圧倒していたものの、グラップリングになると伊澤にいいようにやられていました。総合でデビューするなら、もっとレスリング的な動きを身に付けて、打撃も練習する必要があります。 RIZINは先日、ビッグイベントでカリスマ的な人気を誇っていた朝倉未来(32)が平本蓮(26)に完敗を喫して引退を表明したことで大きなダメージを受けるでしょう。新たなスター選手の発掘が望まれるだけに、パリ五輪の女子柔道で唯一の金メダリストとなる角田さんの格闘技デビューとなれば話題性は抜群です」(格闘技業界関係者) 男子の柔道五輪金メダリストでは、吉田秀彦(54)、石井慧(37)が総合格闘技に転身しているだけに角田の転向に期待は高まるばかりだ。 とはいえ、パリ五輪で角田は個人・混合団体で圧倒的な実力を見せつけたことで、周囲から連覇が期待されることは必至だ。彼女が今後についてどういう決断を出すのかが注目される。
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