児童養護施設が舞台のドキュメンタリー映画「大きな家」に吉田恵里香らがコメント
齊藤工が企画・プロデュース、「14歳の栞」の竹林亮が監督を手がけたドキュメンタリー映画「大きな家」より、場面写真が到着。同作を鑑賞した著名人の感想コメントも解禁された。 【動画】「大きな家」予告編はこちらから 同作は、児童養護施設に暮らす子供たちが家族ではないつながりの中で自分の運命と向き合い、葛藤し、成長していく姿を映し出すもの。出演者のプライバシー保護のため配信・レンタルは予定されておらず、劇場上映のみ行われる。 連続テレビ小説「虎に翼」で知られる女優の桜井ユキは「この映画で、一つの家族の形を知ることができる。子どもたちの表情を、紡ぐ言葉を、知ることができる。その一つ一つが忘れられず、これから先も自分の心に残り続けると思います」と思いをつづる。脚本家・小説家の吉田恵里香は「出生や環境で人生を大きく左右される子どもがこの世界からいなくなりますように」とメッセージを寄せた。 「大きな家」は12月20日より全国ロードショー。12月6日より東京・WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)、大阪・TOHOシネマズ 梅田、愛知・センチュリーシネマで先行上映が実施される。 ■ 松本大洋(マンガ家)コメント 登場する子どもたちの言葉ひとつひとつが、心に響きました。 ■ 上出遼平(テレビプロデューサー「ハイパーハードボイルドグルメリポート」)コメント 多分もう、みんなの顔を忘れられない気がする。 会ったこともないのに、大切な人が増えてしまったような感じ。 ■ MOROHA アフロ(アーティスト)コメント 製作陣からの被写体だけでなく、全ての人間へのエールを感じました 周囲より少し先に、大人にならざるを得なかった子供達の幸せを願います ■ 桜井ユキ(女優)コメント この映画で、一つの家族の形を知ることができる。子どもたちの表情を、紡ぐ言葉を、知ることができる。 その一つ一つが忘れられず、これから先も自分の心に残り続けると思います。 子どもたちの光ある未来を切に願います。 ■ 赤ペン瀧川(俳優 / 映画プレゼンター)コメント どこにでもいる普通の子どもたちの日常に見えるのに、 確実に匂ってくる寂しさと力強さ、それでも前に進もうという覚悟。 光に満ち溢れた、明るい未来を願わずにはいられない。 ■ 金沢知樹(脚本家「サンクチュアリ -聖域-」)コメント なんか、言葉とかで評したくない。そんなんで評せないから。 みてほしい。みたあとに語りたい、とかも、ない。ただただ、みてほしい。どっから来たのかわからん涙がでた。 ■ 岡本多緒(俳優・モデル)コメント どこにでもいる子どもたちの、少しだけ特別な暮らしを、少しだけ覗かせてもらった感覚。 子どもたちの真っ直ぐな言葉がグサグサと胸に突き刺さり、社会の一員として何が出来るのかを考えさせられる。 ■ 松崎健夫(映画評論家)コメント この映画はカメラと被写体との距離が近い。それは、物理的な距離においても、心理的な距離においてもだ。 撮影するにあたって、まず被写体となる子どもたちとの信頼関係を構築したのだと伝え聞く。 身上の都合に干渉せず、相手を慮る姿勢。斯様な姿勢は、日常における私たちの人間関係とも無縁ではないはずだ。 ■ 吉田恵里香(脚本家・小説家)コメント 子どもが子どもらしく生きること。なるべく多くの人生の選択を持つこと。 そんな当たり前の権利を外野がイチャモンをつける。そんな社会の貧困、心の貧困を嘆かずにはいられません。 児童相談所は子どもたちを守る砦であるべきです。 この映画をきっかけに彼らのことを知ろうともせず漠然とした知識と偏見の目を向ける人が1人でも減ること。 そういった行為が、いかに残酷なことかを知ってもらうことを願います。 出生や環境で人生を大きく左右される子どもがこの世界からいなくなりますように。 ■ 稗田寧々(声優)コメント 観終わった後に誰かと感想を共有し語り合いたい映画と、 自分の中でじっくり大事に噛み締めたい映画がありますが、本作は後者です。 彼らの日常を知るきっかけをくれたことに感謝したい。そしてより多くの人に知ってもらいたい。 作品を通して感じた希望や可能性がもっともっと広がればと思います。 (c)CHOCOLATE