新米が最高値──混ぜておいしい穀物、「かさ増し」の切り札に “米の代わり”3位はラーメン、1位と2位は?【#みんなのギモン】
■米高騰以降、「もち麦」売り上げ急増
山崎アナウンサー 「いろいろな商品に使われ、目にする機会や食べる機会は増えていると思います。大麦類販売大手の『はくばく』によると、お米が高騰して以降、もち麦の売り上げは今年8月で前年比約1.5倍、今年9月で前年比約1.3倍に伸びています」 「その理由の1つに、米不足の時にお米に混ぜて炊く、かさ増しの効果もあるのではないかということです。大麦の中でも粘り気が強いもち麦は水分を多く吸収します。炊くことによって、炊く前よりも2.8倍かさが増します。一般的なお米(2.2倍)よりも膨らみます」 「農水省などによると、もち麦は食物繊維が非常に豊富。お米に比べると20倍以上含まれています」
■業者に聞く…もち麦のおいしい炊き方
忽滑谷アナウンサー 「炊く時には普通に混ぜればいいんですか?」 山崎アナウンサー 「はくばくによると、水分をよく吸うもち麦は新米に混ぜるとおいしく炊けます。もち麦は水洗いの必要がなく、そのまま白米や無洗米に混ぜることができます」 「例えば新米2合をといで、いつも通りの白米の水加減でいいということです。そこにもち麦100グラムと水200㏄(1カップ)を加えます。そして軽くかき混ぜ、普通の白米コースで炊くだけです」 「新米は水分を多く含むため水を少なめにすることがありますが、もち麦が水分を吸うので、そうした調整をしなくてもおいしく炊けます」 鈴江アナウンサー 「食物繊維も取れて、かさ増しして、これでもしお財布にも優しかったらいいですよね」 山崎アナウンサー 「お米が高いので、(もち麦を)混ぜることによって費用対効果も良くしていくことはあると思います。食欲の秋ですので、お米も小麦も大麦も、いろいろな組み合わせで少しかさ増しを楽しみながら味わっていけたらなと思います」 (2024年10月24日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
【みんなのギモン】 身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、 日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)