G1パールカップはまさかの準決敗退 ガールズケイリン児玉碧衣が「足りないものが見つかった3日間」を振り返る
netkeirin 連載コラム『児玉碧衣のまだまだ成長中』
ガールズケイリン・児玉碧衣選手のコラム。今年最初のGIオールガールズクラシックを制した児玉碧衣選手は『二冠』を目指してパールカップに臨むも、結果は無念の準決勝敗退。連覇を逃した悔しさをグッと胸にしまい込んで、冷静にシリーズを振り返ってもらいました。 ーーパールカップお疲れさまでした。前年度の覇者としての出場でしたが、残念ながら今年は決勝に勝ち上がることができませんでした。率直な今の気持ちを教えてください。 自分に足りないものが見つかった3日間だったなと思いました。
ーーオールガールズ優勝後には、オンとオフのメリハリを付ける新しい調整方法を取り入れた、という記事も見ましたが。 去年はパールカップを優勝したあと、モチベーションを保てなくなってしまったんです。なので今年は「練習する時は集中してやる、休む時は自転車に乗らず思い切り遊ぶ」といった感じてメリハリを付けてやろうと。 ーーその調整法で臨んだ本番の感覚はいかがでしたか。 パールカップの時も調子自体は問題なかったと思います。気持ちが沈むこともなかったですし、その前の練習も集中してできていたので。この調整方法は間違ってはいないのかなと感じました。
ーーパールカップは予選、準決勝と強い風が吹く中で、いずれも積極的なレースをしていましたね。 確かに初日と2日目、特に2日目は風がかなり強かったです。そんな中、自分でレースを動かせたのは収穫だと思います。でも4コーナーを回ってからの踏み直しの部分は、まだまだ力が足りないなと感じました。でも課題がハッキリ見えたので、そこを意識しながら練習に取り組んでいきたいと思います。 ーー決勝戦を見た感想を聞かせてください。 レースを動かしたのはやっぱり奥井(迪)さんだったので、その勇気がすごいなぁと。決勝戦であの走りは勇気がないとできないと思うので、本当にすごいなって。(石井)貴子さんも、大ケガを乗り越えてGIを優勝してグランプリに乗ってくるっていうのは、心に響くものがありました。 同期の(尾崎)睦さんも決勝に乗っていたし、同期の活躍というのは一番刺激をもらえます。なので、なおさら自分もあの舞台に立ちたかったなと。見ていて勉強になる部分もあったので、次はこんな悔しい思いをしないように、自分もその舞台に立てるように頑張らないといけないなと強く思いました。