「日本代表でプレーしたことのない最高の日本人選手」引退発表の遠藤康に海外記者も想いを馳せる「かかとを使ったゴールは忘れられない」
「サッカーは楽しくやらないと意味がない」
18年間のプロ生活にピリオドを打つ。ベガルタ仙台の遠藤康が今季限りでの現役引退を発表した。 【動画】クラブW杯で遠藤康が決めた絶妙ヒールショット! この一報に、日本サッカーに精通するブラジル人のティアゴ・ボンテンポ記者も反応。自身のXで「ヤスシ・エンドウ、おそらく日本代表でプレーしたことのない最高の日本人選手が36歳での引退を発表した」と書き出し、こう続ける。 「キャリアの大半を鹿島アントラーズで過ごし、最後の3年間を彼の故郷のクラブであるベガルタ仙台で過ごした。2016年ワールドカップの準決勝、かかとを使ったゴールは忘れられない」 2016年のクラブ・ワールドカップ準決勝のナシオナル戦で、鹿島は3-0の完勝。この試合で遠藤が決めたゴールは語り草だ。 1-0で迎えた83分、柴崎岳のクロスに「ダイレクトで、左足で打とうとしたけど」、GKと交錯するような形でシュートできなかった。だが、こぼれ球が遠藤の足もとに転がってくる。ゴールに背を向けた状態だったが、左足で正確にコントロールし、すかさず右足のヒールで流し込んでみせた。 遠藤は試合後、「サッカーは楽しくやらないと意味がない。遊び心を持ってやりたい」と語っていた。スタンドから感嘆のため息を誘ったファインゴールに、ボンテンポ記者も魅了されたようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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