<甲子園交流試合・2020センバツ32校>きょうの見どころ 第5日
(左が一塁側、都道府県名の左は独自大会の成績) ▽第1試合(10時) 明石商(兵庫)―桐生第一(群馬) 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら 5回戦敗退 優勝 1年夏から甲子園を経験する明石商の右腕・中森を桐生第一の打線が攻略できるかが勝敗のポイントとなりそうだ。 明石商の中森は甲子園で計8試合に登板。最速151キロの直球に多彩な変化球を織り交ぜる。打線も長打力のある来田のほか、バント攻撃など巧みな試合運びが光る。 桐生第一は広瀬智、中島の前に走者を出し、小技も絡めて得点を重ねたい。左腕の宮下、速球派右腕の蓼原を中心に早めの継投でしのぎたい。 ▽第2試合(12時40分) 帯広農(北海道)―健大高崎(群馬) 北北海道 準優勝 1回戦敗退 昨秋関東大会覇者の健大高崎の投手陣を昨秋公式戦打率4割超の帯広農打線が打ち崩せるか。 帯広農は打線のつながりが鍵。巧打の千葉俊、俊足の井村らが出塁し、長打力のある水上らで還したい。投手陣は井村、千葉俊、水上の右腕3人でつなぎ接戦に持ち込みたい。 健大高崎はエース左腕の下は鋭いスライダーが武器、長身右腕の橋本拳も球威がある。「機動破壊」と呼ばれる攻撃的な走塁で、主導権を握りたい。 ▽第3試合(15時20分) 鶴岡東(山形)―日本航空石川(石川) 優勝 優勝 強打を武器とする鶴岡東に対し、本格派右腕2人を擁する日本航空石川がどう抑えるか。打撃戦になれば鶴岡東、ロースコアの接戦ならば日本航空石川に勝機が生まれそうだ。 鶴岡東はパンチ力と確実性を兼ね備える左打者の山路、右の巧打者の野川ら上位打線に注目。2人が本領を発揮すれば、打線は一気に勢いに乗りそうだ。 日本航空石川はともに140キロ超の直球で押す嘉手苅、田中の両右腕の踏ん張りが欠かせない。