成海璃子&小宮璃央、『全領域異常解決室』でユースケ・サンタマリアから受ける刺激
ユースケ・サンタマリアが明かす、撮影中で起こった“恐怖体験”
●撮影中に起こった「毛虫事件」とは? ――撮影を通して、忘れられないエピソードがあれば教えてください。 ユースケ:僕は刑事ドラマの経験も多いので、2人の新鮮な意見を聞きたい。 成海:私も最近、警察/刑事役が多くて。今回も初日の撮影が事件現場のシーンだったんですが、ユースケさんが「ヒルコ」を「ヒミコ」と何回も言い間違えていたのが面白くてよく覚えています(笑)。 ユースケ:現場もちょっとしたことで笑える深夜テンションみたいな状態だったので、1回間違えたことをきっかけにその後5回ぐらい間違えました。昔、お笑い芸人のハイキングウォーキングっていうコンビが「卑弥呼様!」というボケをしたのが頭にあって(笑)。 ――裏ではそんなことが(笑)。本編は全体のトーンとしては、シリアスな雰囲気で進んでいくんでしょうか? ユースケ:そうですね。毎回何かしらの事件が起きて、1話完結みたいな形で進んでいきますが、実はいろんなところに伏線もあって。最終話に向けてとんでもなく大きな話に発展していくので、それぞれの話ごとに見どころはあります。 ――小宮さんは? 小宮:ワンシーンの撮影の時に、藤原さんがユースケさんに「ものを持つときに熱い演技をしてみて」という指示を出して困らせる、という場面をよく覚えています。ゲラな方が多いので、現場はとても明るいです。 ユースケ:あと高架下でのとある事件も思い出しました……。 成海:私たちは行ってないですが、話だけは聞いています(笑)。 小宮:もしかして「毛虫事件」ですか? ユースケ:そう。雨が降った翌日で、すごく暑い日だったんです。高架下の日陰が人気だったのか、そこに毛虫たちが大量発生していて。キンチョールを使いましたが、それも一切効かないということがありました。 小宮:本当に大変だったらしいですね。 ●3人の個性が反映された“超常現象”に対する考え方 ――本作にちなんで、みなさんが信じている“超常現象”についても教えてください。 ユースケ:僕は信じてるけど見たことはない人です。でもそういう存在って絶対にあると思う。例えば、幽霊も強い思いを残して亡くなった人が何らかの形で現れるというのは信じたいなと。地球外生命体についても地球があって、宇宙もこんなに広いんだからいるんじゃないかなと思っています。 ――地球外生命体に会ってみたいとは思いますか? ユースケ:会ったらキャトルミューティレーションさる可能性もありますし、仲良くできるかどうかわからないですからね。人間みたいな感じだったら、そういう交流はしてみたいというのはあります。二人はどう? 成海:私は見たこともないですし、意識したこともないです(笑)。藤原さんの難しいセリフを「なるほど~そうなんだ~」と思いながら聞いてます。 ユースケ:璃子ちゃんは現実主義者ですけど、小宮くんは違うと思いますよ。 小宮:(笑)。僕は信じるタイプです。UMAとか地球外生命体もユースケさんと同じでいると思っています。数百年前までゴリラもUMAの一人でしたし。でも、宇宙人に僕らが会うことはできないんじゃないかなって。これは宇宙飛行士の方もおっしゃっていたのですが、宇宙人はわざわざ地球に来る必要がないと。なぜなら地球には彼らが持っているような文明がまだないから、訪れることもないんだと。 ユースケ:お、北野っぽい返しだ。 ――小宮さんは、リアルでもオカルトに興味がありそうですよね。みなさん“超常現象”についての考え方は演じるキャラクターと似ているのでしょうか? 小宮:僕自身もそういうの大好きなんです(笑)。小日向(文世)さんも言ってましたが、神殿とか北欧神話とかも大好きでよく調べてます。 成海:似ているかも知れませんね。 ユースケ:僕は信じてないっていう態度を取らなきゃいけない立場ですが、展開が進むごとに「やっぱり本当なのかな?」と思い始めるみたいな人物でもあるので。最初から情報を入れない状態で臨んでいます。
佐藤アーシャマリア