【ボートレースコラム】西岡顕心 弟・蒼志のためにも「自分が頑張らないと」
129期の養成所チャンプ・西岡顕心(23=香川)が前期最終戦のからつ(10月28~31日)に登場しました。 この稿で初めて西岡を取り上げたのが昨年10月。当時は初A2勝率が懸かっていましたが、からつで勝率を下げて昇格できませんでした。今回は何と勝率6.63を持っていて、B級からの初A1入りは確実でした(最終的な前期勝率は6.55)。 その要因を聞くと「5月(2日のまるがめ)に初Vを決めたのが大きかったです。自分でも優勝できるんだと思って(笑い)」。地元まるがめでV。5月29日には芦屋担当の保裕一郎記者が取り上げている弟の西岡蒼志(19=香川・134期)が、まるがめでデビューしました。弟の存在も大きかったのでしょう。 「弟は自分より背が高くて1メートル70はあるんですよ。でも体重が60キロあるから減量にきつい思いをしています。弟のためにも自分が頑張らないと。自分の背中を見て追いかけてきてほしい。師匠は片岡(雅裕)さん。弟と2人で面倒を見てもらっています。結果を残さないと」と言う。 来年からはA1レーサー。1月14日から19日まで行われる江戸川69周年記念がG1初出場です。(山口和彦)