「ゴロン」と転がるのを人に見てほしい! 母猫とはぐれた保護猫の11年後の姿
おキャット様は、ペネロペさんのお母さんの知人が保護した猫だ。木の上に登り、降りられなくなっていたその子は、母猫とはぐれ、そのままでは生きていけない様子だったので迷わず保護を決めたそう。猫はそのときすでに3匹飼っており、迎えることに迷いはなかったという。 「家族全員猫が好きで、保護したり拾ったりしてずっと猫と一緒に暮らしていました」 お家の子となったおキャット様はとにかく元気で家中を走り回るおてんばぶりを発揮。顔や表情はツンとしていたものの、すぐに人に馴れたという。 「うちでの暮らしに慣れたのは、フーちゃんのおかげが大きいと思います」とペネロペさん。 おキャット様がやって来た当時、家にはフーちゃん、やっちゃん、御猫様の3匹がいた。三毛で長毛のフーちゃんは「菩薩猫」と呼ばれるほどおっとりした猫で、その寛大な心で同居猫たちを受け入れる、猫たちの信頼の厚い猫だった。おキャット様もそんな先輩猫の背中を見て、穏やかにすくすくと成長していった。
おキャット様がペネロペさんのお家に来てから11年。さまざまな表情、ポーズを披露しては家族に笑いと癒しを提供しているが、その魅力は家族だけにとどまらず、SNSでも大人気だ。 「猫専用アカウントのつもりは全くなかったのですが、ゴロンと床に落ちている姿をアップしたところ、多くの人に見てもらえるようになり、そこから頻繁に写真を投稿するようになりました。
いまや私はおキャット様専属カメラマン。おキャット様もモデルとしての自覚があるのか単に見てほしいだけなのか、私がカメラを向けるといいポーズをしてくれます」 個性豊かな表情、見てほしくて構ってほしくて家族の中心で己を貫きゴロンとポーズ。多くの人を魅了してやまないおキャット様にペネロペさんは言う。 「あなたがいいならそのままでいて」
猫びより編集部