沼津港深海水族館に聞く! 摩訶不思議なシーラカンスの世界【へんないきもの・深海魚編 vol.01】
陸上に進出する進化の過程だったのかも!?
「胸ビレや腹ビレは手足に近いとも言われていて、じつは地上で生活する進化の過程だったのではないかという説があるんです。湖や川に住んで絶滅したシーラカンスはまさに、これから進化して地上に上がろうとしていた過程だったのではと想像すると、もっとロマンを感じてきますよね」(山口さん)。 ちなみに日本を代表する深海である駿河湾の目の前にある沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアムには、シーラカンスの剥製標本が3体、冷凍保存された標本が2体展示されています。 また、ホルマリン漬けされた脊柱も見られるそうなので、興味のある方はぜひ観察してみてください。毎日、飼育員によるシーラカンスに関する解説があるので、それを聞きながら、太古の深海の世界を楽しんではいかがでしょうか。解説時間などは沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアムのホームページでご確認下さい。
平野智美