モノを多く持つ人はお金が貯まらない。その理由は!?
「家の中にものが多い人は金が貯まらない」とよく聞きますが、それってホント? ものが多いことと、お金が貯まらないことは、何か関係しているのでしょうか? 【画像】モノを多く持つ人はお金が貯まらない。その理由は!? 全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。
ものがある=お金を使った証拠
ただでもらうものもありますが、大半のものはお金を出して買ったものです。今さら言うまでもないことですが、ものとお金を交換しているということです。 家の中にたくさんものがあるということは、それだけお金と交換した証拠。家の中にものは入ってきましたが、その分、お金が出て行ったということ。お金に出て行かれては、お金が貯まるわけがありません。
ものが少ないとムダ買いがなくなる
手持ちのものが少なければ、自分が何を持っているのか、家に何があるのか把握するのが簡単になります。その結果、ダブリ買いや余計な買い物がなくなります。 たとえば、クローゼットに服がギューギューに詰まっていると、自分が持っている服を把握するのがむずかしくなります。買った服がクローゼットの奥に紛れ込んでしまい、同じような服をまた買ったり。クローゼットに服はたくさんあるのに整理できていないから、着たい服が見つからず、「着る服がない!」とまた買ったり。 一方、クローゼットを開くと、手持ちの服が全部見渡せるくらいの数しか持たない人は、今日着たい服がすぐに見つかり、コーディネートして着まわすことができるので、次から次へと新しい服を買うことがありません。
ものを買うときに慎重になる
貯めている人が最初からものが少なかったというわけではなく、もともとはものが多かったのが、処分して減らしたという人も少なくありません。 ものを処分する=捨てる作業というのは、時間や労力だけではなく、メンタル的にも疲れる作業です。特にものが捨てられない人にとっては、しんどい作業。ものの手離れがいい人でも、「お金を出して買ったものなのに……」ともったいない気持ちになるはずです。こうして心の痛みを経験することで、次にものを買うときには慎重になります。 1。本当に欲しいか? 2。今の自分にとって必要なものか? 3。同じようなものをもっていないか? 4。これを使っているシーンをイメージできるか? 5。長く使うことができるか? などを自問するように。「欲しい」「安い」という理由でものを選択することが減るので、すぐに飽きたり、使えなくなったりするムダなものにお金を使うことがなくなります。