<Garden of Remembrance>山田尚子監督×ラブリーサマーちゃんインタビュー(1) 臭いのするガーリーな世界をアニメに
ラブリーサマーちゃん 言語で具体的に決めるのではなく、イメージでやり取りするのは初めてで、面白かったです。
山田監督 音楽がどうやって作られているのかは分かりませんが、やっぱり余白が広い方がいいと思ったんです。言葉の意味だけではまかり通らないような考え方で作られているんだろうなと思って。お互い苦しんでいたと思うんですね
ラブリーサマーちゃん いくつかキーワードをいただきましたが、「喪失と向き合う」という話なんだと思っています。それ以外の要素もありますが。自身が祖父の散骨をしたことをお話させていただき、そのイメージがすごく強く、作っている中で、祖父がいないことと向き合っていました。言葉にしたり、音楽にしたりするのは大変でつらいし、タフなことでもありました。
インタビュー(2)に続く。