映画『SEED FREEDOM』で大活躍のデスティニーガンダム…『GBWC』優勝の天才モデラーが仕上げた“その後”
■“発展機”は、超高機動で敵機を蹂躙「覚醒したシン・アスカならなんとかしてくれそう」
――本作は、デスティニーガンダムSpec IIがさらに進化を遂げているように見えますが、どのようなイメージで、どういったカスタムを施したのでしょうか? 【morish】映画ではストライクフリーダム、インフィニットジャスティスともにデザインが部分的に変更されていましたが、デスティニーはカラーリングの変更だけだったのでデザインも変えた発展機としてミキシングしたら面白いと思いました。また、その出自からより悪魔感を強めたいと思ってグレモリーとミキシングすることを思いつき、また最新機であるイモータルジャスティスもシン・アスカ搭乗機という共通点があるので使用しました。 ――制作時、特にこだわったポイント、苦労したポイントをそれぞれ教えてください。 【morish】別々の機体を組み合わせるとき、どうしても個々のパーツの配置や接続方法の調整をしないと不自然なスタイルになってしまいます。頭部は首のジョイントを一度切断再接着して短縮したり、フロントアーマーの位置を数ミリ下げるなど自然なスタイルになるような調整をしました。また、イモータルジャスティスをベースにしているので、変形機能はそのまま残したかった。そこで、バックパックの変形用パーツがデスティニーの頭部をきっちり覆えるようにしたり、変形後のスタイルを崩さないようバックパックの接続位置を調整するなど苦心しました。 ――細かな調節までバランスよく、見事に施されていますね。ちなみに本作を発表された際「映画後の更なる強化型デスティニーを妄想して制作しました」とコメントされていますが、ご自身のイメージでは、本機はどのような活躍を見せるのでしょうか? 【morish】デスティニーガンダムspec2は、劇中で高速戦闘中に無数の分身を作り出していました。このイモータル・デスティニーガンダムspecV3は、さらに多数の実体を伴う分身と光の翼による超高機動、瞬間移動と見紛うような動きで敵機を蹂躙する妄想をしています。そんな動きをすれば当然、中のパイロットの負担がとんでもないことになりますが、覚醒したシン・アスカならなんとかしてくれそうです。