阪神・岡田監督、CSファーストステージ本拠地開催に「すごく大きい」「地の利がある」球団初のシリーズ連覇へ準備
◇29日 阪神7―6DeNA(甲子園) 阪神はリーグ連覇を逃した一夜明け、DeNAに逆転勝ちを収めて2位を確定させた。4点差をつけられた直後の7回裏、救援陣から一挙に5点を奪取。牧の失策もあってチャンスが広がると、代打・糸原が左前適時打、近本が中犠飛、大山が右前適時打、そして佐藤輝が左翼線へ逆転2点三塁打を放った。 「よくね、やっぱりひっくり返しましたね」と岡田彰布監督(66)。「やっぱり逆方向というかね、逆らわないで、当然厳しい攻めをしてくる場面ですけど、ああいうバッティングをすれば、後ろにつながるっていうかね、そういう感じですね」と続けた。 2位確定には「そうみたいですね」。クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ(10月12日開幕)を本拠甲子園で迎えることになる。 「それはすごく大きいと思うし。ちょっとまだ対戦相手は分からないですけど。地の利があるんで、やっぱり甲子園が良いですね」 優勝の可能性があれば10月3日のDeNA戦で先発を予定していた高橋の出場選手登録をこの日、抹消した。「そんなん投げる必要ないやろ」と岡田監督。この日9回の1イニングを2安打されながらも無失点に抑え、セーブをマークしたゲラは30日に抹消し、岩崎は30日に登板させてから翌日の10月1日に抹消する方針を明かした。 「まだシーズンもありますけど、これからまだ1カ月ぐらいは野球したいと思うので、良い準備をして臨みたいと思います」 2リーグ制以降ではリーグ連覇のない阪神。今年も悲願を果たせなかったが、球団初となる日本シリーズの連覇に挑むために、岡田監督は着々と準備を進める。
中日スポーツ