「これが“競輪”だと実感した」孤高のマーカー・諸橋愛が前走での競りを振り返る/川崎競輪G3
川崎競輪「開設74周年記念・桜花賞・海老澤清杯(G3)」は18日、初日を迎える。12Rの初日特選に出走する諸橋愛(46歳・新潟=79期)に話を聞いた。 諸橋愛の前走は松山競輪。最終日9レースS級特選は菊池岳仁の番手となったが、なんと尾形鉄馬にジカ付け宣言をされて菊池の後ろは競り状態。オッズは諸橋が競り勝って差すが1番人気。負けられない立場で、万が一にも負けてしまうと今後の立ち位置が悪くなるという相当なプレッシャーの中での走りだったはずだ。 その辺を本人に確認してみると、「いい緊張感の中で走れた。スイッチが入ったね。しばらく競りとかなかったから、これが競輪だと実感した」。 今回に関しては「小倉競輪祭でいじったセッティングを戻したら、やっぱりこっちのセッティングだなと。風邪を引いて1日休んだけど、その後は3日、4日練習をやれた」。 初日の位置は「単騎で」と流れに応じて走る構えだが、マーク嗅覚を発揮して、必ずや好位置を回っているはずだ。(アオケイ・伊藤記者)