藤井聡太八冠が驚異の5人抜き!将棋のパブリックビューイングで大歓声
棋士も参加者もお酒を飲みながら、スポーツ観戦スタイルで楽しむ“将棋のパブリックビューイング”が開催。全国8つの地域に分かれて戦う「地域対抗戦」となる大会でも、藤井聡太八冠が驚異の強さを見せつけた。
初の試み!将棋のパブリックビューイングが開催
全員が同じ法被に身を包み、スティックバルーンを手に応援!大画面に映し出された藤井八冠に向かって、「藤井!藤井!藤井!」と歓声が上がるなか行われていたのは、「将棋のパブリックビューイング」。日本将棋連盟100周年を記念して開催された大会を、棋士も参加者もお酒を飲みながら、“スポーツ観戦スタイル“で楽しめるイベントなのだ。 将棋ファン向けのイベントといえば、棋士が解説する「大盤解説会」を静かに観戦するのが一般的だが、このパブリックビューイングは歓声とバルーンを叩く音で大盛り上がり!参加者たちからは、「家で黙ってみているだけではちょっとなので、スポーツ観戦みたいで楽しいと思います」「普通は声出したりすることがないので、すごい楽しみにしています」など新感覚の将棋観戦に心躍る声が多く寄せられた。
初めての試みにプロ棋士たちも笑顔をみせ、柵木幹太四段は「将棋とどうマッチしていくのかというのは、すごい楽しみではあります」と話し、室田伊緒女流二段は「やっぱりいい手があったらやったーみたいな感じで。かなり期待しています」と述べた。
持ち前の終盤力を発揮!たった一人で驚異の5人抜き
パブリックビューイングが行われたのが、将棋のプロ棋士が全国8つの地域に分かれて戦う「地域対抗戦」。中部地方からは、愛知県瀬戸市出身の藤井聡太八冠をはじめ、4人の棋士が参戦。中部地方チームの監督は、藤井八冠の師匠・杉本昌隆八段が務めた。
対局はチーム5人で戦う勝ち残り戦で、5本先取の九番勝負。持ち時間は5分で、1手指すごとに5秒加算される“超早指し”の特殊なルールで行われた。1戦目に敗れた中部チームだったが、次に登場したのは、藤井八冠。パブリックビューイングの会場では、藤井八冠の登場に大きな歓声が沸き起こった。