「闇バイト」に応募した男性宅に… “さいたま市の強盗予備事件”で新たに2人逮捕 “神奈川・厚木市の質屋強盗傷害事件”に関与か
関東で相次ぐ強盗事件のうち、さいたま市で発生した「闇バイト」に応募した男性の自宅に強盗しようとした事件で、男2人が新たに逮捕されました。2人は事件のおよそ11時間後に、神奈川県厚木市の質店で起きた強盗傷害事件に関与したとして、すでに逮捕・起訴されていました。 強盗予備の疑いで逮捕されたのは、東京都新宿区の建設業・奥隅勇太容疑者(37)と住居不定・無職の19歳の男です。 警察によりますと、2人は今年8月31日未明、さいたま市の男性(34)の自宅から金品を奪い取る強盗目的でレンガを所持した疑いがもたれています。 2人は事件のおよそ11時間後、神奈川県厚木市の質店で起きた強盗傷害事件に関与したとして、すでに逮捕・起訴されていました。 捜査関係者によりますと、2人は「闇バイト」に応募して犯行に及んでいて、秘匿性の高い通信アプリを通じ、「ガラスを割って侵入しろ。60代の両親に暴行や脅迫をして金品を奪え」という趣旨の指示を受けていたということです。 取り調べに対し、奥隅容疑者は「強盗に入ろうとした」と容疑を認めているということですが、19歳の男は「4人でレンガを持って現場に行ったが、強盗は知らなかった」と容疑を一部否認しています。 また、被害者の男性も「闇バイト」を通じてスマートフォンを購入して運ぶ仕事をしていて、事件の4日前に、報酬を受け取るため、さいたま市内の公園で待っていたところ、別の男2人から暴行を受け、監禁されていました。 この男2人も「闇バイト」に応募していて、男性に危害を加えるよう指示を受けていたということです。 関東で相次ぐ強盗事件をめぐっては、埼玉県ではこれまでに4つの事件が関連していることが確認されていますが、今回の逮捕で実行役全員が逮捕されたことになります。 警察は、実行役の供述や押収した携帯の解析などから、指示役の特定を急いでいます。
TBSテレビ