高校サッカー県大会 決勝に臨む両校を紹介
KNB北日本放送
全国高校サッカー選手権大会県大会決勝がいよいよあす行われます。 全国への切符をかけ決勝に臨む両校を紹介します。 創部21年目、初の全国選手権出場を狙う龍谷富山高校。 今月4日の準決勝では9連覇中の絶対王者富山第一高校を相手に持ち前の攻撃力が爆発。 エースの横山選手がハットトリックを達成するなど富山第一に4対1で勝利し初の決勝進出を決めました。 龍谷富山を率いるのは濱辺哲監督(45)です。 千葉県出身でカターレ富山の前身、アローズ北陸のGKとしてプレーした濱辺監督は今から20年前、学校にサッカー部を立ち上げました。 創部当初は、11人のメンバーを揃えるのもやっとの状態。 今も変わらない土のグラウンドで部員とともに泥だらけになって指導してきました。 サッカー部とともに歩み続けた20年。 初の決勝の舞台、悲願の初優勝を狙います。 濱辺監督 「(ここまで)長かったなと思いますねそれだけ、どのチームも勝ちたいって気持ちは同じというかそれを上回れなかった20年間だったのでようやくこのチャンスが来たのでなんとかもう一つという気持ちです」 対するは、47大会ぶり3度目の全国選手権出場を狙う富山東高校。 準決勝では前回大会準優勝の富山北部高校との接戦を制し、9大会ぶりの決勝進出を果たしました。 率いるのは就任3年目上田裕次監督。 水橋で生まれ育ち、かつて強豪校として知られた水橋高校サッカー部の選手、そして監督として全国選手権に出場した“ミスター水橋”ですが、母校の閉校に伴い3年前に富山東に赴任しました。 入学時から指導してきた8人の3年生は高校が掲げる「文武一貫」の精神のもとサッカーも勉強も全力で取り組んできました。 およそ半世紀ぶりとなる全国選手権出場まであと1勝です。 上田監督 「この3年生は本当に仲、チームワークが良かった年代なのでこの子たちの力を持ってすれば苦しい状況も乗り越えていけるかなと思うのでそれを楽しみにしています」 初優勝を狙う龍谷富山か。47大会ぶり3度目の出場を狙う富山東か。 県大会決勝は県総合運動公園陸上競技場であす正午から行われ、KNBテレビで実況生中継します。