秋の与論路駆ける ヨロンマラソン、608人完走 4年8カ月ぶり開催
第30回ヨロンマラソン(同実行委員会主催)は19日、鹿児島県与論町茶花を発着点に島を周回するコースであった。強い日差しの下、608人が秋の与論路を走り切った。フルマラソンの男子は平岡章宏さん(兵庫県)、女子は大蔵由紀子さん(愛知県)が優勝。ハーフマラソン男子は地元の石峯三穂さん(与論町)、同女子は松谷恵美さん(神奈川県)が制した。 大会は新型コロナウイルスの影響で4年8カ月ぶりの開催。第30回は3回の延期を余儀なくされ、大会史上初めて11月開催となった。全国各地からフルに279人、ハーフに465人がエントリーし、最高齢は92歳。うち8割以上が島外からの参加だった。 従来のゴール手前地点の工事に伴い、コースを一部変更。フルは午前9時、ハーフは同11時にスタートした。フルスタート時は曇っていたが、次第に晴れ、ハーフスタート時は汗ばむ陽気に。ランナーは強い日差しと起伏の激しいコースに苦しみながらも、沿道の声援に後押しされ、思い思いにゴールを目指した。フルは218人、ハーフは390人が完走した。