8月、猛暑日が3分の1 例年にない記録的な暑さ【宇部】
例年になく猛暑が続いた8月。宇部市の気象観測データで振り返ると、35度以上となった猛暑日が11日あり、データ上にある2022年からの月表の中で最も多かった。月の3分の1は猛暑日という危険な暑さに見舞われ、体温に匹敵する36度以上は月の上旬を中心に計6日観測。最高気温が30度以上の日、夜間の最低気温が25度を下回らない熱帯夜は、いずれも計27日に上った。 最高気温は2日に観測した36・5度で、データ上にある13年からの年表記録の中では13年8月10日の36・6度に次ぐものだった。2日からの3日間は、最低気温も28度以上で寝苦しい日が続いた。平均気温は29・2度だった。 宇部・山陽小野田消防局によると、8月に市内で熱中症により搬送された人は44人で、前年と比べて15人増加した。熱中症警戒アラートは計21日発表され、昨年1年間の19日を超えた。 下関地方気象台によると、県西部の今週は最高気温が33度程度まで上がる。今月前半の平均気温は例年より高い見込みで、引き続き暑さへの対策を呼び掛けている。