監督の喝「何しに来たんだ」 8失点完敗で嘆き…“10番”が実感したプロ内定FWとの差
後半に修正「20分、25分くらいはいいサッカーできていた」
6失点後のハーフタイムには、白尾監督が「引かないでもう一個前に出て、まずは1点取りに行く」というメッセージを選手に伝えた。「何しに来たんだ」。その言葉を受けた上田西の選手たちは、後半に圧力を強めることに成功し、流経大柏を苦しめた。終盤に2失点を重ね0-8とされたものの、「20分、25分くらいはいいサッカーできていた」と、白尾監督は収穫部分もきっちり理解している。 また流経大柏にはプロ内定の2人(亀田/松本果成=湘南ベルマーレ入り確定)がピッチに立ったが、鈴木も「飛び込めないドリブル、ボールの持ち方がプロだなって感じたし、常に前を狙ってゴールを狙ってくる怖さがあった」と、プレーするなかで苦しんだ相手の実力を認めた。 「1、2年生はこの結果を目の当たりにした。相手の常連校のやり方、立ち振る舞いなどを(見て)、まず上を目指してできるように積み上げていきたい」 白尾監督は来年以降のリベンジを誓う。3回戦では黄色いユニフォームの軍団が「ハチ」のように鋭く矢板中央を撃破した。だが「最後ハチが8でやられました。それが一番悔しいです」と記者との空気を和ませその場を去る。再び全国の舞台を目指すため……。上田西はここからまた、白尾監督とともに走り出す。
FOOTBALL ZONE編集部