西日本豪雨から6年 被災地では追悼行事 広島
県内で大きな被害が出た西日本豪雨から6年です。被災地では追悼行事が行われました。 関連死を含め21人が犠牲になった坂町では献花台が設けられ、多くの人が献花に訪れました 「この災害を二度と忘れちゃいけないと思い献花しました」 安芸区矢野東に設けられた献花台には広島市の松井市長の姿も 松井市長「災害の教訓を生かした対応はやりつくす。その上で個人ベースで自らの命を守るという対応を続ける(ことが大切です)」 西日本豪雨では県内で関連死を含め153人が亡くなり、今も5人の行方がわかっていません。 安芸高田市では行方不明になっている女性の手がかりを求めて捜索が行われました。 安芸高田署 水岩田智警備課長「年月が経って非常に手がかりも少なくなっていますが、何かひとつでも手がかりを見つけたい」 災害後、県は緊急対策として170カ所で砂防ダムなどの建設を計画しそのうち169カ所が完成しています。 一方で専門家の調査では、避難の指示が出たら避難するという人が西日本豪雨直後と比べて大きく下回るなど「風化による意識の低下」が課題となっています。